【カナダ】モントリオールの完全ガイド・観光の見どころ/イベント情報

カナダの東に位置するモントリオール。トロントから車で約5時間、ケベックシティからは車で約3時間の道のり。
フランスの文化が色濃く残り、住民の60%がフランス語を話します。英語もできるのでみんなバイリンガル。
フランスのパリに次ぐ、フランス語を話す大都市でもあります。
町を歩けばあちこちからフランス語が聞こえてくる。
バスに乗ればドライバーさんが、
「ボンジュール」
と声を掛けてくれる。
今回は私が1年間暮らしたモントリオールの町の総まとめ。
モントリオールという地名の由来
モントリオールはケベック州の中で一番人口が多い都市で、カナダの中ではトロントに次ぐ二番目大きな都市。ちなみに3番目はバンクーバー。
モントリオールという名前は市内にある山、マウントロワイヤルがそのまま地名になった。
フランス人探検家のジャックカルティエがモントリオールに着いた時に、山を見てマウント・ロワイヤル(王の山)と名付けた。 英語で言うとマウント・ロワイヤル。そしてフランス語だと、モン・ローヤル。このモントリオールという地名はそこから来ている。
そう、モントリオールは王の山という意味だ。
モントリオールを旅行するにあたり知っておきたい事
費用
・ホテル、ゲストハウス、バックパッカーホステル、モーテル
バックパッカー用の激安ドミトリーで15CAD~。個室でも、ローシーズンだと30CADくらいで泊まれます。ハイシーズンだとプラス5-10CADくらい。air bnbは山の様にホストがいるので泊まる場所には困らないはず。
安宿に泊まった時のブログ記事
・食事
高いとこへ行かなければ、一人20CADくらいで食べられる。注意したいのは、ケベック州は税金が15%と、更にチップの相場が15%なので食事代の30%上乗せで計算して下さい。
チップはテーブルの上に残していってもいいし、会計の時に
「チップこれね。」
と別に渡しても良い。特にこれといったルールはないように思う。
・交通
メトロ(地下鉄)と、市バスが走っているので便利。
メトロ・市バスの料金 | |
---|---|
片道 | 3.25CAD |
一日乗車券 | 10CAD |
1か月定期 | 83CAD |
片道3.25CAD、一日乗車券10CAD、1か月定期83CAD
・アクティビティ
教会がそこら中にあり、大きな観光スポットになっている。入場料はノートルダムで5CAD。
野菜やチーズ、サラミ、フルーツなど売っているマーケットがふたつあるので行ってみて欲しい。もちろん入場料などはない。
夏にはそこらじゅうでフェスやイベントがやっているし、秋は町中で紅葉が楽しめる。冬はクロスカントリーなどもできます。
・1日最低限のコスト
一日合計で50CADあると生きれます。長期で部屋を借りたりして自炊すると一日20CADもあればやっていけます。
モントリオールの気候
真冬は死ぬほど寒く-30°に達することもあるが、ヒーターなど暖房機器がしっかりしているので、寒いところが苦手な私にもなんとか生き延びられた。
そして、モントリオールの夏は最高。真夏の8月、平均最高気温で25°くらいと、とても過ごしやすい。
ひとつ注意したいのは紫外線。かなり日差しがきつく、気を抜くとすぐ肌やけしてしまうので、気になる人は対策を。真夏でも、朝晩は長袖シャツなど薄い羽織ものが一枚あると便利。
モントリオール空港からダウンタウンまで
空港のタクシーを使えば、ダウンタウンまで一律40ドル+チップ(チップは10%くらい)なので44ドルほど。人数が多ければ少し足してあげるのがマナー。
私はいつもバスを使う。747というダウンタウンと空港を結ぶ専用バスが出ているので、それを使うと快適。 空港を降りたとこで券売機があり、1日パスや3日パスを買えば747(バスの番号)も使える。
1日パス 10ドル 3日パス 18ドル
モントリオールの見どころ/観光名所
ノートルダム大聖堂 Notre-Dame Basilica
montreal trip モントリオール
一番の観光名所といっても過言ではないはず。美しい装飾に何度行っても感動します。
個人的に好きなのはモントリオールの歴史を描いたステンドグラスは必見です。 セリーヌディオンが結婚式を挙げたことでも知られています。 入場料 ローシーズン5ドル、ハイシーズン6ドル(USドルでも払えるが割高)
大聖堂の記事も書きました。
聖ジョセフ寺院 Saint-Joseph Oratory
市街地から少し離れますがここも是非行ってみてほしい教会です。カナダで最大級の教会で、奇跡の人と呼ばれたアンドレ修道士の逸話が面白い。
モントリオール旧市街 Old Montreal
ヨーロッパの古い町並みをそのまま残した旧市街地は建物はそのままに今ではおしゃれなカフェやギャラリー屋レストランになっています。
旧市街地の中にノートルダム大聖堂や、ボンスクールマーケット、ボンスクール教会、市庁舎などもあります。
カフェのブログ記事
市庁舎 Montreal city hall
1967年に当時のフランスの大統領シャルルドゴールが、バルコニーから演説をしたことで有名になりました。
彼が何度も絶叫した言葉が、
「自由ケベック万歳!!」
このことで、ケベコワと呼ばれているケベックの人々はカナダからの独立の意欲を掻き立てられた、歴史的な場所です。
マリア大聖堂 Mary, Queen of the World Cathedral
montreal trip モントリオール
フランスにあるサンピエトロ教会を模した建築。ローマ法王もお泊りになった場所です。
とても大きな教会で、正面玄関の存在感はとてもかっこいい。内装も、外の威圧感に負けずギラギラしていて、他には中々ないようなデザインになっているので、一度見てみて下さい。
モントリオール現代美術館 Montreal Museum of Fine Arts
毎月最後の日曜日に入場料無料で入れます。たくさんの絵画家ありとあらゆる芸術品が3万点以上収蔵されている。とても見応えのある美術館で、現代美術館という名前がついていますが歴史的な絵画などもあります。
ボンスクール教会 Notre-Dame de Bonsecours
カナダで初めて学校を作ったと言われている、マーガレットブルジョアが暮らしていたという場所でもあり、この教会はモントリオールでも一番古い教会。
船乗りたちが安全に航海ができるようにと建てられました。 チャペルは無料で入れますが、奥にある美術館に入るときは12ドル。
モンロワイヤル散策 Mont-Royal
夏にはピクニックを地元の人々が楽しんでいます。
秋には紅葉が楽しめるし、冬にはクロスカントリーや池でスケートが出来たりもします。
モンロワイヤル公園についての記事はこちら
ジャンタロンマーケット Jean-Talon Market, アットウォーターマーケット Atwater Market
Que de beaux fruits et légumes frais au Marché Jean-Talon! // Such beautiful fresh fruit and vegetables at Jean-Talon Market! @MarchePublicMtl
📷 butterfliesnbreeze https://t.co/E3rcZjq4rv #Montreal #mtlmoments pic.twitter.com/FI2iJNcFFr
— mtlatable (@MTLaTABLE) June 7, 2018
地元でとれた野菜やフルーツが、割と安くに手に入ります。
休日になると地元の人たちもお買い物に行きます。
活気のある場所で、近くにカフェなどもある。
中華街 China Town
ケベック州唯一のチャイナタウン。中華料理はもちろんの事、韓国料理、日本料理も楽しめます。
ここだけちょっと変わった雰囲気で、異国感が漂う。
プラトー街歩き Plateau
今時のおしゃれなレストランや、ショップなどが立ち並ぶアーティスティックなエリア。
地元民がご飯を食べに行くのはだいたいこのエリアで、古い町並みに今でも人がたくさん住んでいる。
ぶらぶら歩いているだけで、シャッターチャンスに巡り会えます。
モントリオールで有名なベーグル屋さんや、スモークミートサンドウィッチも食べられます。
プラトーにある特におススメのレストランがこちら
モントリオールのおすすめイベント
モントリオール国際ジャズフェスティバル Festival International de Jazz de Montréal
Last day at @MtlJazzFestival. It’s been a lot of shows. #fijm pic.twitter.com/455wqhbt0k
— Cindy Lopez (@CL_opez) July 6, 2019
毎年6月に開催される。35年以上もの歴史を持つ世界的にも有名なジャズイベント1000を超えるコンサートが楽しめます。
ジャストフォーラフフェスティバル Just for laughs festival
🤣@Ornyadams explains that men are simple creatures. pic.twitter.com/ZaQnYKICdp
— Just For Laughs (@justforlaughs) March 11, 2020
毎年7月に開催される世界で一番大きなコメディのイベント。1700ものアーティスト、コメディンが19か国から集まり、人々を笑わせます!
ファッション、デザインフェスティバル Fashion and Design festival
毎年8月に開催されるファッションとデザインの祭典ファッションショーや様々なショーケースなどパフォーマンスアートなども楽しめます。
モントリオールサーカスフェスティバル Montreal cirque festival
Une creation de Montreal complete men’s Cirque-Canada の “Rouge”@Place Emilie-Gamelin#montrealcirquefestival
これが広場で無料で観られる、なんて贅沢。 pic.twitter.com/iXYT7DkH2c— yuko kokubun (@yukokokubun) July 8, 2017
こちらも毎年毎年7月に行われるフェスティバルでその名の通り町のいたるところでサーカスが見られます!街のサイドウォークや公園、普段はなんの変哲もない場所が舞台になる。
モントリオール国際映画祭 Montreal World film festival
毎年8月に開催される世界的に大きな映画のイベント。
だが、去年主催者側とシネマ側に問題が起きたらしく縮小されてしまい、今年はどうなることか心配。
モントリオール光の祭典 MONTRÉAL EN LUMIÈRE
Merci d’avoir célébré avec nous la 21e édition du festival🧡
Nous avons déjà hâte de vous revoir en 2021🥳 pic.twitter.com/KtFRnIVCSS— MONTRÉAL EN LUMIÈRE (@MTLenLumiere) March 3, 2020
2017年に18回目のイベントは、毎年2月から3月の真冬に行われる。ワインのテイスティングや、音楽、ダンス、外で楽しめるアクティビティも用意されています。
下の記事に動画のリンクなど載せました!Montreal en Lumiere 真冬のモントリオールイベント