一人の芸術家が人生を賭けたチェンライの”白い寺/ホワイトテンプル”彼の情熱が世界中から人を引き付ける

外国人旅行者の間では、ホワイトテンプル(白い寺)と呼ばれている。
タイ王国でよく見られる寺とは全く違った建築様式だ。
このお寺はAjarn Chalermchai Kositpipatという、1人の芸術家によって再建された。
今回はこの大変美しいお寺に行ったので、ご紹介します。
お寺ももちろん面白かったけど、彼の人間性が伝わる作品の数々が展示してあって、それが心惹かれた。
彼の作品作りの源になる”考え”が書かれた冊子があったので、それを翻訳しています。
白い寺を作った芸術家の熱意が伝わる
彼は世界で1番美しいお寺を建てたいと、そしてタイ王国の現代の仏教芸術を広めたいと言う思いからこの白い寺を立てることを決心。
彼とそして120人の支援者が一緒になって、もはや人生を賭けた大変な作品になっている。
ワットロンクンの再建プロジェクトが始まったのは1997年。
「私は自分の国にとって、価値のあるものでありたい。仏教と芸術を組み合わせて、発展させた自分のスタイルを創り出したい。そして世界中から私の作品を見に人々が集まる場所を作りたい。タージマハルやアンコールワットのように。しかしきっと、この計画が終わりを告げる時は、私が死んでから60年から90年経った後だろう。」
内部の様子
床も壁もすべてがアート
どこを見ても、細かいアートが施されていて、作る人々の熱意みたいなものも感じられる。
ふと下を見たら、こんなにかっこいい柄のコンクリートの床が。見逃しているけど、呆気にとられている間に見えてない部分も多いんだろう。。
お札もアーティスティック
一瞬何なのか分からなかったこれ。
細かい銀色のアルミかなにかの手のひらサイズのものが、ちらちらと風に吹かれている。よく見ると、
お願い事を書いてある!”身体健康”って書いてあるので、ここで健康を祈願していったのだろう。
こんな不思議な絵馬は見たことない。
お寺というより城
人がごった返していて、ゆっくり見れなかったのが残念だった。何せ、橋を渡るにも止まらないように促されてのんびりと見る事はゆるされない。後ろから次々に観光客がじりじりと押してきて、こんなお寺世界中見てもないだろう。
そして、この迫力満点の見た目。寺というより、城に近い。
ブッダもなんだかSFチック。映画に出てきたら超強そうなキャラ。
門までもギラギラして、まぶしい。
入り口付近からの撮影
この風景が一番かっこいい。池には、真っ白なモンスターみたいな鯉が泳いでいて、橋の先には本堂が見える。
橋の前で大行列を作る人間。優雅に泳ぐ鯉
まさかここまで観光客がすごいと思っていなかったので、本堂に続く橋の前で行列に並ぶことになるなんて思ってもみなかった。
橋の上での写真は超スピーディーに終わらせましょう。
怪しげな飾り物が多数
首だけの飾り物があちこちに設置してあって、植物が悪趣味に首や口から垂れ下がっている。ぎょっとしてしまう。
トイレは異常なくらいゴージャス
これ、トイレでした。
こんな絢爛豪華なトイレ見たことない。
白い寺(ワット・ロンクン)への行き方
白い寺の場所
チェンライからバスでの行き方
バス乗り場はここ。
ターミナル1から1時間に1本以上バスが出ていて、コストは20バーツ。
時刻表
(バスの時刻表 6:15, 7:10, 8:10, 9:10, 10:00, 10:30, 11:00, 11:30, 12:00, 12:30, 13:00, 13:30, 14:00, 14:35, 15:10, 15:45, 16:20, 17:00, 17:50)
所要時間は30分ほど
白い寺(ワットロンクン)の入場料と営業時間
入場料:50バーツ
入り口に受付があって、そこでお金を払う。
営業時間: 8:00~17:00
人込みを避けたいなら、朝一番に行くべし!
ホワイトテンプルの横にあるおススメのクラフトショップ
さすがに大きな観光地なだけあって、周りにはレストランやお土産屋さんがかなりある。その中でひときわ目を引いたのが、このおっちゃんのお店。とにかくおっちゃんのファッションがかっこいい。
売られているものは、おっちゃんが世界で集めた石や、自作のレザークラフト。
一つ一つがかっこいい。
ここで、後日ブレスレットを作らせてもらった。クラフト好きな人は、一度覗いてみて下さい。
場所はこのマップの施設の中にあって、すぐに見つけられる。
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