【キューバ旅全行程】海も山も、都会も堪能。15泊16日のゆるり旅。

ほぼノープランで行動するのがいつもの旅の仕方。今回も例に漏れず、ノープランでとりあえずハバナに降り立った。
いつか、フィリピンだったかダイバーの友達が
「No plan is the best plan!」 予定がないのが一番いい予定だよ!
と言っていたのを思い出す。
それは、同感。どんな人に出逢うか分からないし、何が起こるか分からないから、なるべく何も決めずに、その日の気分やメンバーで行先を決める。
休みたければ何もせずにのんびりするし、海が見たくなったら誰かを誘って泳ぎに行ったり。
それでも、キューバは入国の時に出国チケットの有無を聞かれる確率の高い国らしく、始めにどれだけ滞在するかを決めないといけない。
キューバ旅をするのに適した日数は?
個人的な感想は、10日くらいで良かったかなと思っている。
それは人それぞれだし、割とのんびりと旅をしたので日数の割りに行った場所は少ない方だ。まあ、今回は”現代社会のインターネットからの脱却。のんびり旅”がテーマだったので、2週間でも丁度良かったと言えば良かった。
ただ、野菜やフルーツが中々食べられないのが辛くて、食の面では1週間くらいで少し身体がキューバから出たがっていたのも事実。
キューバ旅の全行程はこれだ!

1. ハバナ 2泊 / Havana for 2 nights
2泊と言えど、カンクンから着いたのが既に夕方過ぎだったので、初めてのハバナはほぼ1日しか滞在しなかった。
ハバナの排気ガスにやられる
もう少し、ゆっくり観光できればしたかったのだけれど、なんせ排気ガスがすごい。
それもそのはずで、まだまだ旧式のクラシックカーが走っていて排気ガスを出して走っている。
見た目はカッコいいけど、世界的な環境汚染の面を考えると、そろそろ廃止していくべきではないだろうか。
普通にあんな古そうなクラシックカーが走っているのを見ると、少し感動もするのも事実で、観光と環境はある意味相反する部分があるので、矛盾を感じる。
元々、小児喘息やアレルギー持ちの身体には辛くて、すぐに次の場所へ行くのを決定。
キューバの人に、案内してもらった

特に革命広場や、美術館に行くわけでもなく町をぶらぶらして写真を撮っていたら、キューバ人のユリに出逢う。
暇なのと、英語を練習したいのかハバナを案内してくれると誘ってくれた。折角なので、しばらく一緒にぶらぶらする。
一番良かったのは、フェリーに乗って向こう岸に行って、ハバナを眺められた事。フェリーの雰囲気も、古くっさい感じが素敵だった。
ここから向こう岸のカサブランカ駅へ。2人で1CUPで行けた。
展望台には大きな白いキリストの像があるので、分かりやすい。ターミナルに着いて、真っすぐ山の方に登って行ける。
すぐ横にはチェ・ゲバラの邸宅だった場所が、美術館になっている場所もあり。
ハバナで泊まった日本人宿「シオマラ」

カンクンのロサス・シエテの情報ノートや、人から聞いてシオマラがいいらしい。との情報をキャッチ。ここのオーナーは日本人ではないけど、口コミで日本人の旅人の間で人気がある。
1泊10CUC(10USD)で朝食付き。階段が結構いい運動になる。
バスが発着するターミナルの側だし、レストランも近い。スタッフさんも親切だったし、毎回ホットシャワーもちゃんと出て快適だった。
ベランダからキャピトリオも眺められて、朝焼けが絶妙に良かった。
2.トリニダ 6泊
ハバナからトリニダまでビアスールというバスを使って行こうと試みたが、教えてもらった17番(だったかな?)のバスに搭乗拒否をされてしまい、キューバ人の誰に聞いても行き方を教えてくれず、断念。
結果的には、空港に行く12番でも近くまで行くらしい。
情報弱者は命取りになるのを感じた瞬間だった。
とまあ、そんなチャレンジも虚しく、早々に諦めて一旦ホステルに戻って乗り合いタクシーで行く事にした。
実はタクシーもビアスールバスもあまり値段に変わりはない。タクシーを使って1人25CUC(25USD)。同じホステルに泊まっていた日本人の大学生カップルと、別のホステルから来た韓国人のジェニーと4人でシェア。
トリニダは、ゆったりするには最高の場所。
ビーチへはタクシーで15分くらいで行けるし(有名なのはプラヤ・アンコン)、山の風景も、町の屋根瓦の感じも素敵。近くに滝があって、乗馬を楽しむ人も多い。
町の真ん中に黄色い高い教会があって、1CUCで入れる。そこからの見晴らしがとてもきれいなのでオススメ。
トリニダで泊まった「レオとヤミのカサ」は最高に居心地の良い場所だった

ハバナのホアキナから直接レオとヤミのカサへ。
噂通り、日本人だらけ!ここでも、沢山の魅力的な人々に出逢えた。そして、なんと居心地のいいベランダ。ちょっとベッドは小さめだけど、気軽に洗濯もできるし、ご飯も美味しい。
11月いっぱいまでは
ローシーズン価格で、1泊5CUC(5USD)で、朝ご飯は3CUC,夜ご飯は5CUC~と、値段も長期滞在者が多い理由だ。
丁度レオとヤミと、彼らの友人たちがプラヤ・ヒロンという場所に2泊の旅行に行くらしく、レオ達に誘われたなおさんに誘われ、みんなで着いて行ってみた。
これぞノープラン旅行のなせる業!ロシア語ペラペラのなおさん、旅をしながら行商しているリオさん、心理学を勉強しているという大学生のそうちゃんという面白メンバー。
旅は道連れ世は情け。
トリニダの記事はこちら
3.プラヤ・ヒロン 2泊

はい、完全にノリだけでくっついて来たプラヤ・ヒロン。トリニダから4人でタクシーをシェア。
- コスト:1人16.25CUC
- 所要時間:1時間半くらいで到着。割と近いリゾート地。
そして、ここは夢のオールインクルーシブなのだ!
オールインクルーシブという言葉を知らなかったのが恥ずかしいのだけど、宿泊費の中に、全て含まれていて、要は飲み放題・食べ放題なわけだ。ビーチもすぐ側。
カレタ・ブエナは超ブエナ!!!!

残念ながら、泊まったホテル・プラヤ・ヒロンのビーチはお世辞にも綺麗とは言えないけど、バスで15分くらいの場所にあるカレタ・ブエナというところに連れて行ってもらって、そこの海がもう超超透明だし、お魚がいっぱい。
今までダイビングやシュノーケルをしたスポットの中でも上位に来るくらいの素晴らしさ。
キューバで一番おススメのシュノーケルスポットになった。ここでは、おいしいピニャコラーダが飲める。そして、ホテル宿泊者のみ6CUCで飲み放題・食べ放題というプランだった。
あとはホテルでのんびりと飲んでは食って、しゃべって、昼寝して、また飲んで。の繰り返し。
これで、1泊27CUC。
日本でドミトリーに泊まってもそれくらいの値段がする時もあるし、物価の安さに助けられてオールインクルーシブのホテルに泊まれる事ができて、いい経験になった。
ちなみに、料理はそこまで期待しない方がいい。
プラヤ・ヒロンのオールインクルーシブホテル”ホテル・プラヤ・ヒロン”

前述の通り、料理はそこまで豪華でもなく、飲み放題と言えど、種類自体は少ない。
ビールか、ワインか、コーヒーか。いくつかカクテルもあったけど、結局ビールばかり飲んでいた。でも、まあ安いしこんなもんかな?
あと、気になったのは毎回小さなプラスチックカップでドリンクが出てきて、使い捨て。
環境問題が叫ばれている、この2017年にこんなプラスチックの使い捨てカップをバンバン消費していていいのだろうか。
最終的には、メンバーが最高に良かったので、サルサを踊ったり、ただひたすらぼんやりしたりできて、楽しい旅になった。
4. ハバナ 1泊 / Havana for 1 night
プラヤ・ヒロンからタクシーでハバナまで。
4人シェアで1人17.5CUC。スペイン語の堪能なリオさんが頑張って交渉してくれた。
ハバナでは1泊だけして、夜の町を何人かでブラブラして、なおさんたちから教えてもらった激うまプリンを食べて(中華街の門のすぐバス停側3軒奥くらいにあるお店)、朝一ビニャーレスへ向かう為、早めに就寝。
ハバナで泊まったホステル第二弾”ホアキナ”
シオマラより韓国人が多いらしいホアキナさんに泊まってみた
ここのオーナーは英語がしゃべれる。
いいところ
- ランドリーサービスが無料
- 朝食も少し豪華。
ただ、蚊に刺されやすい私は蚊の多いリビングにはおれず、クーラーをつけた部屋に逃げていた。かなり蚊が多い。
5. ビニャーレス 3泊 / Viñales for 3 nights

ビニャーレスには、カミオンというローカルバスで行く方法に挑戦。
一度はカミオンに乗ってみたかった。カミオンはトラックを改造したバスで、これもまた古そう!
前回のブログにも少し書いたので、興味のある人はこちらへ
ビニャーレスまでは、結局3回バスを乗り継いで、7時間くらいかかって到着。
カミオンに乗っている時に、大雨に見舞われて窓が閉まらず、上半身がガッツリ濡れるハプニングもありながら、面白い経験ができて、こうゆうローカル旅も楽しい。
タイムスリップしたかのような風景が広がっているのがビニャーレス

ビニャーレスであまりにもかっちょいいおじさんに出逢ったもんだから、お願いして写真を撮らせてもらった。快く良いよと言ってくれて、しっかり男前にポーズまで取ってくれた。
牛飼いのおじちゃんありがとう。
I met the old man when I went to Vinales valler.
I asked him “Can I take your photo?” then he said “yes!” he posed with his cow for me. so cool!
ビニャーレスの印象は、戦後の片田舎。町の真ん中は、バーやレストランが立ち並んで、それこそ”ザ・観光地!”だけど、少し奥に行くと、馬をひいて家族が走っていく姿だったり、牛車を使って畑を耕している姿が見られて、タイムスリップしたような気分になった。
そして、泊まったと事はあまりお勧めできないので、ここでは書かない。
悪いわけじゃないけど、3泊もした割りに、出る日の朝にお金を払ったら
「掃除をしたいから荷物を出して欲しい。」
って言われたり(まだ朝の9時だったし、タクシーが12時に来るって言っているのに。)今までくれていた飲み水をくれなくなったり。
お金を払えばもう出てってもらうだけ。っていう感じが伝わって、少し気分が悪かった。
夜ご飯は1度頂いたが、大きな魚がでてきたし、味も良かったので、ある意味プラスマイナスゼロ。
6.ハバナ 最終日 1泊 / Havana final day for 1 night
なおさんは洗濯をする為?に、ホアキナさんへ泊まって、私はシオマラへ戻って来た。
やっぱり日本人が多くて、ここはキューバなのかと不思議な気分になる。ここで、最後の最後に面白い旅人に出逢う。
彼女はゆっこさんと言い、1年半前にキューバに初めて訪れて、キューバの魅力にはまってしまったらしい。
スペイン語も堪能で、夜ご飯をお勧めの場所へ連れて行ってくれた。
その場所は、人の紹介がないと行けない様な場所で、というか普通の民家!もとホテルのシェフだったおじちゃんが、ご飯を作ってくれる。そこで頂いたのは、ラストランゴスタ!
ランゴスタはロブスターのスペイン語。
このランゴスタが半端なく美味しい。一緒に出てきたのは、黄色いサフランライス。これも、味がしっかりついてキューバで食べた食事の中で一番美味しかった。
最後に、ゆっこさんにキューバの魅力について聞いてみた。やっぱり
「人」
がいいんだとゆっこさんは熱く語ってくれた。
キューバ人同士の、助け合いの精神が彼女をキューバへ何度も来させる一番の理由らしい。
私は、今回はあまりキューバの人と絡めなかったので、次はスペイン語を習得してまた来てみたい。