テオティトランから直ぐ近くのダインツ遺跡へ[モンテアルバン以前にできたサポテコ族の町だった・オアハカ]/Dainzu Ruin

オアハカの地元の人すらも、行ったことがないというくらい超マイナーなダインツ遺跡。

 

しばらく暮らしていたテオティトランからとても近いこともあって、ずっと”一度行ってみたいな”と思っていて、やっとパートナーのブラボーがアメリカから来てくれたので、オランダ人のフラワーも一緒に行きたいということで、ショートトリップ。 

 

 

観光客はほとんど訪れないし、こんなにひっそりした遺跡は早々ないっていうぐらい。

 

 

規模は小さかったけれど、割と見所も多く、手軽に楽しめたのでやっぱり遺跡巡りは面白いなと思った1日。

 

ぜひオアハカに滞在していて、たっぷり時間のある人は一度行ってみても価値のある遺跡。

行った当日に撮った動画はこちら!

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ダインツ遺跡への行き方

ダインツ遺跡の場所はここ。

 

オアハカシティからダインツ遺跡への行き方は、とても簡単で、ミトラ遺跡や日曜日に大きな市場が開催されるトラコルーラと同じルート。

 

オアハカシティからのバスは、ここから拾う。

降りる場所はこちら。

アバストスの方からも出ている。

バスはここで降りて、遺跡に向かって歩くこと20分くらいで遺跡にたどり着ける。

ダインツ遺跡の入場料と時間

遺跡の入り口には、ボロボロの受付のようなものがあったが、今は使われていないようで、遺跡の中を歩いていたらおじさんが出てきて、

 

「入場料を払ってね。」

 

と、遺跡の中で言われるという、新しいスタイル。

 

遺跡の奥に小屋があって、そこが彼のオフィスらしく、そちらへ行って45ペソを支払う。

 

 

・入場料は45ペソ

・営業時間: 8:00am~5:00pm

ダインツ遺跡はモンテアルバン以前から人が住んでいた歴史ある場所

オアハカシティの観光名所でまず名前が上がるのがモンテアルバン遺跡。

 

だが実は、モンテアルバン時代の以前から既に人々が暮らしていたのが、このダインツ遺跡。

 

 

”ダインツ”の名前は、”サボテンの丘”と言う意味があり、その名の通り山の斜面に建てられた遺跡群で、サボテンもところどころに生息している。

 

昔はもっとサボテンがあったのかも?

 

もともとのオリジナルの遺跡の入り口は、遺跡の西側にある川のところにあったそうだが、今ではなくなっている。

 

 

人々が住んでいたのは、モンテアルバン以前の紀元前600年~紀元後1200年とかなり長期間にわたって、街としての機能が果たされていた。

ダインツ遺跡の見どころ1: 建物A (Edificio A)からの絶景ビュー

入り口を入って左側にあるのが、建物Aで、大きな階段の前に屋根のついた建物が併設されている。

 

ダインツ遺跡の建物Aのピラミッドには簡単に登ることができて、そこからの景色がとても美しかった。

 

山の斜面に作られた遺跡で、建物Aの上からは、建物 Bや球技場が見渡せる。

 

 

建物前は特に、宗教儀式を司る場所だった。全てを見渡せる場所にあり、神聖な場所は大体高いとこにあると言う定義はいつも同じ。

 

ここでどんな儀式が行われていたんだろうか~と想いを馳せる。

ダインツ遺跡の見どころ2: 球技をしているデザインの石彫 (Gallery of Monumental Sculpture)

建物への中に属している1つのセクションで、建物の中では南の方で1番低い場所に位置していて、屋根の付けられている建物。

 

ここでは50ほどの石彫が飾られている。

 

詳しい事は分かっていないが、球技をしているプレーヤーの姿や神様の姿が描かれていると考えられている。

 

中には猫のような形のマスクをかぶった人間の姿が描かれていて、メキシコシティーの近くにある大きなテオティワカン遺跡でも発見されたものと類似しているという点も面白い。

 

 

当時からかなり広範囲で文化交流があったはず。

 

 

この石彫群は、もともとこの場所にあったわけではなく、遺跡内のいろんな場所からここに集められて飾られているという経緯がある。

ダインツ遺跡の見どころ3: 建物B (Edificio B)

建物反対側に位置する建物Bは、 6つの建物で構成されていて、それぞれの建物は別の時代に作られたもの。

 

階層が分かれていて、下の階では2つの建物が通路で繋がれて建てられている。それぞれの建物には、テラスがあり、西側には大きな3つの広場が作られている。

 

 

とても複雑な設計の建物群で、狭い路地があったりして、家っぽい。

ダインツ遺跡の見どころ4: お墓7 (Tumba 7)

この建物Bの中央部分には、ジャガーの頭のデザインが掘られた石彫が入り口に飾られている、お墓7がある。

 

壁龕(くぼみ)の中に、石の壁が作られていて、お墓の屋根は1枚岩で作られている。

 

このお墓7は、プレヒスパニック時代に盗難にあっていて、部分的に破壊されてしまっていた。残念。

 

ジャガーの前足は、ドア枠にデザインされている。(動画参照)

 

 

この墓は、モンテアルバン時代の紀元後200年~600年頃に作られたもの。

ダインツ遺跡の見どころ5: 黄色いお寺 (Templo Amarillo)

ダインツ遺跡の中のお寺は、何故かとても黄色のお寺。

 

建物Bの中にあるお寺で、真ん中に凹みがあり、そのサイドには円柱形の柱が設置されている。

 

神社にある鳥居のような印象を受けた。

 

 

建物の入り口は、西に向かって設計されていて、このお寺の建物自体は、イエローオーカー(下記参照)で全体的に塗られていて、黄色は宗教的な意味があったと考えられている。

ダインツ遺跡の見どころ6: 球戯場 (Juego de Pelota)

遺跡の南西に位置するのが球技場。メソアメリカの遺跡には必ずと言っていいほどあるのが球技場

 

 

それほどメソアメリカの人々にとっては、宗教的にもとても大切なイベントとして考えられていた。

 

モンテアルバン遺跡と、ヤグル遺跡と同じように、Iの形をした球戯場

 

 

泥と小さな石で作られていて、階段のようになっている斜面には本当にとても小さな石がきれいに並べられていて、美しい傾斜を作っている。

Codex-borgia-tlachtli.png
By Anonymous (Borgia Codex) - http://en.wikipedia.org/wiki/File:Codex-borgia-tlachtli.png, Public Domain, Link

 

 

プレイヤーたちは、ショートパンツ、膝のサポーター、顔面をカバーするマスク、ヘルメット、ベルトなどといったアイテムをつけて試合をしていた。

 

2種類のゲームが行われていたと考えられており、サッカーボールくらいのボールの大きさで、天然ゴムを使ったもの。 

 

メソアメリカ文化の競技は世界で一番古いチームプレイのゲーム。

 

メキシコやグアテマラなどを含むメソアメリカの文化圏では、1500を超える球技場が発見されているというので驚き。

 

1 グローブをつけてボールをキャッチしたり、投げたり、打ち返していた。

2 プレーヤーは1番下のI型の場所で戦っていて、お尻を使ってボールを打ち返していた。このゲームはOlamaliztliと呼ばれる。

 

参考:History of the “ullamaliztli”

Oh balls!

最後に

ほぼ半年を過ごしたオアハカ。ビザがそろそろ切れることもあり、もうすぐグアテマラの方へ行く予定です。

 

しかしまだまだ見所の多いオアハカ。

 

今度いつ戻ってくるかは未定ですが、また近いうちに戻ってきて、冒険の続きをしたい。

 

しばらく死者の日のイベントを楽しんで、そこからグアテマラ方面へ移動します。旅はまだまだ続きます。

 

 

では良い旅を!!

オアハカの遺跡リンク

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Ai
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    旅と写真とブログでできている。

     JICAの青年海外協力隊として、東アフリカのタンザニアに行ったのが最初の海外生活。

      東南アジア、北米・中米など一人旅して、今はメキシコのオアハカに滞在中。スペイン語習ったり、写真撮りに行ったり。

     フォトストックサイトで写真を販売したり、翻訳やライターのお仕事もしつつノマドっぽいことしてます。

    【今後の展望】

    ・メキシコ移住実現

    ・オアハカのアートを探る旅

    ・南米を旅する

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