フォトショップで花火を増やす 第2弾!より自然。超簡単!【使える写真編集術】

前回に引き続いて、今日も花火の加工方法を。
しばらく実家でのんびりしているのですが、家にはPhotoshop歴の長い大先生がいらっしゃるので、なんでも質問を聞いたら答えてくれるのです!母ですが。ハハハ
花火の加工をしていたら、うちの母が編み出して教えてくれた方法があったのでここでシェアしておきます。
やりすぎるとトップに出てきたような画像になりますが、個人的には派手で気に入っています。現実的ではない風景作品を作り出せるのもPhotoshopの面白いところ。
しかし、世の中には不思議な人もいるもんで、
「花火はその位置には上がらんだろう!」
とあるフォトストックのサイトで、文句を言ってきた人もいたんだとか。
別に自然だ不自然だというのは、アートに関係あるのか疑問。
自然であることが大前提だというのはその人の価値観であって、その価値観に合わない作品を出してる人に文句を言うなんて、心が狭いというか、残念な人というか。嫌なら見なければいいのにね。
まあ、そんなことはどうでもいいので、本題の花火の増やし方の説明に入ります。
1. 花火を増やす前に
土台になる写真にも、ちゃんと花火がかっこよく見えるように少し変更を加えよう!
Photoshopを使っている人は、Lightroomも入れていると思いますが、ぜひ2つともインストールをしてどちらでも加工ができるようにしておくと、大変面白い作品になるのでは。
Lightroomで写真を開いて、ハイライトをぐっと左側に落とすと、真っ白だった花火の部分の線のディテールが浮かび上がってくる。
あまり下げすぎても迫力がなくなってしまうので、ちょうどいいところを探す。
2. いよいよPhotoshopへ
そのままPhotoshopへ写真を送るときは、右クリックをして”他のツールで編集”の中の内番上にある”Adobe Photoshop CCで編集”をクリック。
これだけで簡単にLightroomからPhotoshopへ写真が送られるはずだ。ちなみに、Photshop上でCtrl+Sで保存をするとLightroom上でも勝手に保存してくれるから便利。
3. 増やす用の花火も編集しておく
素材で使う用の花火も、ハイライトを少し落として、さらに”黒レベル”を落とす。そうすると、花火だけ残るように見える。
ここで、花火の時にうっとおしい煙もできる限り消える位置まで黒を下げちゃう。
この時点で、少し大きめに花火の部分だけ切り抜いておいてもいい。そして、これも先ほどの要領でPhotoshopへ送る。
4. 選択とコピー
Photoshopの画面へ来たら、レイヤーを選択(Ctrl+A)して、コピー(Ctrl+C)しておく。
そのままドラッグして横のタブに入れても同じこと。やりやすい方で。
5. ベースの写真の上にペースト
先ほどコピーしたレイヤーを、ベースになる写真の上にのせる。ここでペースト(Ctrl+V)して、張り付ける。
6. 合成ツールから比較(明)合成
こんなタブが出てくる。
ここで合成ツールの中から、比較(明)合成を選んで合成。
7. ベースの写真のレイヤーを見えなくしておく
これから重ねた方のレイヤーを加工しやすくするためにベースで使っているレイヤーを見えなくしておく。
目のマークをクリックして一時的に消しておく。
8. 切り抜くために選択
なげわツールを選択して、その際に”ぼかし”を30pxくらいに設定しておく。
そのまま投げわツールでぐるっと一周花火の部分を大きめに囲っておく。
上手く囲めたら3のマスクをかける。
9. マスクがかかる
マスクがかかると周りが消える。
10. 消していたベースの画像を見えるようにする
先ほど見えなくしていたベースの画像を見えるようにして。
タララ~ン!適当にいくつか花火を同じ要領で重ねていってかっこいい花火の風景にしてください!