【チアパスの名産品】アンバーを買うときは偽物に注意!見分け方を解説

前回の記事アンバーミュージアム”サンクリストバルラスカサスのアンバーミュージアムのコレクションが素晴らしい“で、アンバーについて少し書いてみましたが、サンクリストバルデラスカサス歩いていると、たくさんのお土産屋さんでアンバーが大量に売られている。
レストランに座っていると、物売りがやってきて、アンバーのネックレスやブレスレットを見せにやって行ってきます。
実際のところ、偽物が多く出回っているということを頭の中に入れておきましょう。
今回はアンバーの偽物と本物を見分け方を解説。
せっかくなら本物をゲットしたいもの!ただ、ここで紹介するのは、その場でやるには難しいものも多いので、やっぱり信頼できそうな業者を見つける自分の勘を大事にして買う。というのが、元も子もないけど、私の言える事です。
プラスチックの模造品が出回っているので注意!!

模造品はプラスチックやガラスでできている。見た目もそっくりそのままで、正直言ってぱっと見ただけでは本物か偽物か全くわからない。
残念なことだけれど、これは事実で、しっかりと本物のアンバーを見分ける知識をつけることも大事。
プラスチック製品とは別に、コパルと呼ばれる”若いアンバー”も存在して、50年から160万年前のものを指す。
本物のアンバーは、60万年から300万年ほどかけて作られるものという定義。 コパルは、コロンビア産のものが多い。アンバーほどの価値はない。
アンバーは静電気を蓄える
本物のアンバーは、静電気を蓄える性質を持っている。
プラスチックは蓄えない。
この性質を利用して、静電気を使って実験してみよう。
上記の YouTube 動画のように、ティッシュや布を使って静電気を発生させ、石に取り込ませる。やり方はめちゃくちゃ簡単。ただ20-60秒ほどこするだけ!
そこにお米を用意しておいて、石にくっつけば静電気が石の中に入っているという証拠。 髪の毛の近くに当てて見て見てみるのもアリ。
除光液・アセトンを使う

これはアンバーか、コパルかを見分けるのに使われる方法で、マニキュアを落とすために使われる除光液に含まれるアセトンという物質を使ってテストする。
石の上に除光液を一滴落としてみよう。
本物のアンバーならば、跡も残らず蒸発していくはず。
しかしまだアンバーになっていない若いコパルならば、白いスポットが残るはず。
蛍光灯で光を充ててみる

これが一番よく使われる方法で、サンクリストバルでアンバーを売っている人々もブルーライトで、アンバーに光を当てて本物かどうか見せてくる。
光を当てると、当てたところがブルーに光るのがアンバーで、プラスチックやコパルだとそのような色にはならない。
自然の匂い

アンバーは樹液からできているので、自然の香りがするはず。
しかし、この方法でアンバーとコパルを嗅ぎ分けるのは、一般人にはとても難しいはず。原料が同じだけにほとんど同じ匂いがするからだ。
専門家レベル。
アンバーを引っ掻いてみる

性質上柔らかく傷が残りやすいアンバーは、ひっ掻くとその部分に傷が残る。
この方法で見分けられるのは、ガラス製品のビーズなどと比べる時に使われる方法。
アンバーは温かさがある

手で握っているとアンバーは温度が石の中に残る。
プラスチックと比べると違いがわかるはず。
この効果を利用して、アンバーはマッサージ石に使われることも多い。
塩水に浮かしてみる
塩水を作って、そこにアンバーとプラスチックのビーズを入れると、プラスチックは沈んだままで、アンバーだと浮き上がってくる。
アツアツの針を刺してみる
針を熱してその先端を石につけてみる。
本物のアンバーだと、 ほんの少し傷がつく。なので注意。
さらに、杉のような香りがする。
偽物だと、とても簡単に熱した部分が溶けてしまうはず。
そして焼けた部分は匂いがとてもするので、プラスチックなら化学製品の香りがする。
アンバーの鉱山で子供が働いている事実
アンバーについて調べていたら、こんな動画を発見した。メキシコだけに限らず多くの国で、子供が働かされている現場は多いが、このアンバーに関しても同じだった。
動画の彼は、現在15歳で、8年前から働いているそうだ。しかも、1日の働く時間は10時間。かなり過酷な環境であることは間違いない。
お土産でも人気のアンバーだけど、こういった裏の事情があることも知った上で、購入をするかどうか検討するのも必要かと思います。
参考:
How to Tell the Difference Between Real and Fake Amber
6 Tests for identifying Real Amber from Fake.
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