”フリーランスデザイナー”という道を選んだおっちーへのインタビュー Vol.3 個性光る作品作りや、これからの展望なんかを語ります

台風の影響で船が欠航しまくり、南の島に軟禁状態です。笑
こんな時こそ、ブログを書くべし!これは私のライフワークになりつつあるので、これからも少しずつシェアしたい情報を書いていきますよー。いつもお付き合いいただいている皆様、感謝です。
今回も、私の旅仲間でもあり、小学生からの親友でもあり、自由な生き方を追い求める素敵なおっちーのインタビューを。おっちーと、世界の文化の違いや、人生観や仕事に関してしゃべりにしゃべりまくったインタビューも、これで最後です。
終わりに、おっちーのアーティストとしての活動も紹介してますので、興味ある方はリンクをのぞいてみてください!
日本とフィリピンの違い
フィリピンは、第二言語である英語が日常の中に普通に存在している。
スペイン語も然り。いろんな単語が、いろんな言語から取られて混在しているのが面白い。インドネシア語なんかも入っているらしく、相当ぐちゃぐちゃで、何語なのかもわからないというか、伝わればいいんじゃね?的なノリかしら。
フィリピンは、スペイン領になって300年。
そして、その後アメリカ領になった。ポルトガルから来た冒険家のマゼランが大航海の最後にたどり着いて1521年に戦死したのがフィリピンだった。
そして、私の質問
私「フィリピン人ってよく働く?」
おっちー「いや、女の人はよく働くけど。」
私「男の人はあんまり働かないってことね!」
おっちー「苦笑」
フィリピンは、アジア諸国では珍しく、女性の社会進出がかなり進んでいる。
日本はまだまだ男尊女卑の考え方が残っているけど、フィリピンでは男性は女性を丁寧に扱うように、幼少期から男の子たちは仕込まれるそうだ。レディーファースト!!
女性の大統領がいたくらいで、政治の世界でも女性の地位が高いのがすごいところだ。
作品作り
大学時代から”紙”が好きで、紙にこだわった作品を作っている。材料はほぼ紙のみ。
作品はランプや、モビールを作っている。紙の中でも、ケント紙が一番作品作りにしっくりくる。
“白”のケント紙を使って、ランプシェードやモビール作品を作っているおっちー。白い世界を表現し続けている。なぜ白なのか。
白の中でも、陰によってグレーだったりトーンが変わるのに魅力を感じた。
陰で表現される美しさのある世界が好きで、色を無くした世界で立体感を表現。見る人によって、温かみだったり、クールな感じを受ける人もいて、受け取り方も様々な部分も面白いと語る。
そして、その世界観は他の人からは日本らしい”侘び寂び”の印象を受けるそうだ。フィリピンの人からは、
「なんで色を付けないの?」
とまで聞かれるそうで。
ギャラリーでの個展
マニラで一度個展を開催したおっちー。
そこで、作品をただ発表し、空間を楽しんでもらえたらとだけ思っていたのだけれど、数名のお客さんから、
「これは売ってないの?」
と聞かれたこともあり、次回からはいくつか売れるものも作りたいと意気込む。
今年の年末にもまたフィリピンで個展を行う予定だ。
彼女が個展を開催する理由が面白い。
「人との出会いがあって、コラボレーションができる。アートの輪を広げたい。」
アートの世界で生きていきたい。と願う彼女。繊細な作品で世界観を表現しているおっちー。これからの活動も楽しみだ。
インタビューが終わって
初めて、しっかりと誰かの人生についてインタビューを行いました。
昔から気心知れた友人だからこそ、気軽にいろんな質問を投げかけることができて、おっちーの自然で明るい人柄だったり、感性が伝わったかと思います。
若くして独立して、フリーランスという道を選んだおっちーのインタビューはいかがでしたでしょうか。
最近では、リモートワークという言葉やノマドという言葉もちらほら聞くようになりました。インターネットが普及して、個人でもパソコンを持ち歩く時代になって、仕事観も変わりつつあります。
そんな”現代”っぽい人生を選んだおっちーは、尊敬できる友人の一人でもあります。
インタビューの中で「旅をする理由」なんかも、面白かった部分の一つではないでしょうか。
これからも、面白い人を発見してインタビューができればいいなーと今回この記事を作るにあたり感じたことです。何かをしている人ってキラキラしていて、自分の人生の参考の一つにもなりますね。
一つでも発見があれば幸いです。では良い旅を~
インタビュー記事