カンペチェのマヤ博物館へ【ミステリアスなマヤの世界への旅】Museo de Arquitectura Maya Baluarte de Nuestra Señora de la Soledad, Campeche

カンペチェには、マヤ文明の博物館がある。

小さいながらも、カンペチェ州にある遺跡などから見つかった記念碑や最後の部屋には大変貴重で超かっこいい全面ほぼ翡翠でできた王様のお面があるので、これは一度見ておく価値があると思って、足を運んでみた。

一つ一つの展示品も興味深い物が多くて、気になったものだけピックアップして紹介していきます。

ミステリアスなマヤワールドへようこそ!

太陽の神様 / Chunhuhub, Campeche A.D 600-900

羽の生えた太陽の神様K’inich Ajaw。

戦いや力を司る神様で、重要リーダーのその建物を飾るために作られたと考えられている。

羽の部分には、太陽の動きが表現されている。

鼻の長い神様 / Long Nosed Daity, Miramar, Campeche A.D 600-900

マヤ文明の遺跡に行くと必ずと言っていいほど、どこかにあしらわれている鼻の長い神様。チャック。

ここでは山の神様と説明されていました。

他の博物館では雨の神様とも説明されていて、まあとにかくいろんな力を持っているんでしょう。

鼻の長い神様 / Long Nosed Daity, Miramar, Campeche A.D 600-900

出入り口のゲートの上などにあしらわれることが多く、あの世もしくは別世界を表すシンボルだったと考えられる。

または、マヤの神様の中でも世界を作ったと信じられて、最も重要だとされるItzamnaajだという意見も。

石彫3 / Estela 3, Itzimté, Campeche 600-900 A.C

この石彫では印象的なシーンが描かれていて、戦いに勝利した記念の祭典。

Itzmtéの王様が戦士の格好をして、ダンスをしている様子。

全体像

セクションが縦方向に三つに分かれていて、

  • 神様に生贄に捧げた囚人の頭を腰からぶら下げている戦士
  • 神様のヘッドドレスを被って祭典で踊る王様
  • 山の神様

という構成になっている。

Estela 3, Itzimté, Campeche 600-900 d.c

生贄にされた主人の頭が腰の飾りに(何と悪趣味!)

上の方はかなり壊れているものの、ナイフを持った王様の姿が描かれているのが分かる。

股間のあたりにはしっかりと人の頭がぶら下がっているのが見てわかるが、これは神様に生贄にされた囚人の頭。

Estela 3, Itzimté, Campeche 600-900 d.c

大きな長い花を持つ頭飾りをかぶったItzimtéの王様

彼は骸骨で飾られたベルトを腰に巻き、三角の形をした胸当てをして、

こちらもベルトには骸骨の装飾がされている。

右手には斧を持ち、左手には盾を持っている。

Estela 3, Itzimté, Campeche 600-900 d.c

よく分からないと思うので、全貌のイラスト

写真だけだとよくわからないと思うので、博物館に展示されていたイラストを載せておきます。こうして描かれているもののディテールが分かると、より面白い!

Estela 3, Itzimté, Campeche 600-900 d.c

記念碑6 / Stella 6, Itzimté, Campeche A.D 900-1000

この石彫はItzimtéで最後に作られたとされるもの。

西暦900年から1000年頃に作られた。

犬の王様とお香を使った儀式

鼻の部分を誇張するような飾りを顔につけているのが珍しい。

王様の体の前にあり手を伸ばしている様子が見て取れるが、これはマヤの言葉でpomやcopalと呼ばれる木から採れる樹脂で作るお香と、お香をくべる火鉢。Pomは”脳の天国”という意味だったそうだ。

セレモニーの最後に行われる、彼らのひとつの習慣だった。

記念碑6 / Stella 6, Itzimté, Campeche A.D 900-1000

頭に大きな犬って。。。

特に面白いのが頭飾りに、一匹の犬が描かれているところ。

マヤ文明の中でも、このような犬のヘッドドレスを被っている石彫が見つかるのは、とても珍しいこと。

記念碑6 / Stella 6, Itzimté, Campeche A.D 900-1000

分かりやすい解説イラスト

記念碑6 / Stella 6, Itzimté, Campeche A.D 900-1000

参考資料:https://de.zxc.wiki/wiki/Copal_(Baumharz)

石彫19 / Estera 19, Edzna, Campeche 600-900 A.D

Estera 19, Edzna, Campeche 600-900 d.c

もし campeche に訪れる機会があれば、エズナ遺跡はめちゃくちゃお勧めできる場所。

今まで行った遺跡の中でもトップクラスにかっこいいマヤ遺跡だったことは間違いない。

そのエズナ遺跡に飾られていた石彫の一つ。

Estera 19, Edzna, Campeche 600-900 d.c

翡翠で着飾った長が、囚人を踏みつけている様子が描かれている。

マヤ文化の中では、敵国と戦争をしたときに囚人を生きたまま捕まえて、自分の国に持って帰ってくるのが良しとされていて、それが自分のパワーを示す事にもなった。

分かりやすい解説イラスト

Estera 19, Edzna, Campeche 600-900 d.c

 

Máscara Rostoro Divino, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

この博物館メインのメインともいえるこの美しいマスク!!

Máscara Rostoro Divino, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

カラクムル遺跡で見つかった翡翠でできたマスク。

マヤの王様は、この世を去った後に必ずあの世へ旅に出なくてはいけない。

太陽が昇る東の彼方の”あの世”へ行くときに、神様の顔を持っていく必要があり、旅の成功により世界に永遠の糧(食料や生きるために必要な資源)が与えられると考えられてきた。

Máscara Rostoro Divino, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

このマスクは、トウモロコシの神様を表現している。

顔の左側に向かって夕日が当たるように埋葬されていて、死んだ後にそちらに進める道しるべのような意味があったようだ。

お墓から見つかった埋葬品 Ajuar Funerario / Grave Good, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

お墓から見つかった埋葬品 Ajuar Funerario / Grave Good, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

王様が死んだあと、彼の頭からつま先までの体全体には2000を超える翡翠で飾られた。

この埋葬されていた王様は若く、推定25-35歳。身長は160cm。

頭にはヘッドバンドと、ふくらはぎにも装飾。ベルトと、スカートは布、もしくは動物の革で作られたものの上に、更に翡翠などのビーズが縫い付けられていた。

右手には、大きな翡翠のリングが。

お墓から見つかった埋葬品 Ajuar Funerario / Grave Good, Tomb1, Calakmul, 660-750 A.D

ブレスレットと、ネックレスの翡翠のビーズは5連になっているのは、4枚の花弁を持つ花を意味していて、それは更に永遠に生きる宇宙を表しているとも書かれていました。(4プラス、真ん中の部分を1と考えて。ということ?正直コンセプトがよく分からない。。。。)

ネックレスの一番大きなプレートの真ん中には、羽を表すデザインが施されていて、これは”触れる事の出来ない神”を表している。

この王様は、若くして死んでから神と崇められたほど、何かとてつもなく素晴らしい功績を遺したんでしょうかね。

 

博物館は町をぐるりと囲む壁の一部でもあり、要塞でもある

博物館自体も、カンペチェのユニークな歴史を物語る要塞の一部だった。

上に登れる道?があって、町を見渡せるし、壁の上を歩くこともできた。

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