オアハカに来たら外せない飲み物の一つ”チョコラテ”!チョコラテの歴史は深い

少し前に書いた記事で、オアハカの伝統的な飲み物である”チョコラテ”について、知らない人にわかりやすいかと思って”ホットココアのようなもの”と書いたら、

「似て非なるもので、全く違うものだから書き直した方がいいよ。」

というご意見を頂いたので、書き直した。

英語の記事では”ホットチョコレート(=ココア)”とあるので、訳的には間違っていないとは思うけれど、日本的な”ココア”の定義とは全く違うものではあるような気もするので、個人の定義によるのではないかなと結果的には思う今日この頃。

チョコラテについても、何度も飲んだことはあるけれど、どういった文化的なヒストリーや物語があるのか、調べてみたら面白かったので、ここに書き残してシェアします!

参考資料;

OAXACA’S HISTORY IS LINKED TO ITS LUSCIOUS CHOCOLATE

Oaxaca Chocolate: The Delicacy of the Gods

Myths, Molinillos, and Maps: Cacao in Oaxaca

チョコラテの伝統的な飲み方

特別な道具を使って、わしゃわしゃと泡を立ててから、その泡をたっぷりと乗せて頂く。

オアハカのチョコラテは、

・Con Agua (コン アグア / 水 )

もしくは、

・Con Leche (コン レチェ / 牛乳)

という二つの種類の飲み方があり、オアハカの人々が好むのはコンアグア。 

個人的には牛乳と合わせた方が美味しいとは思うけれど、お湯を入れて作るチョコラもあっさりしていて、よりカカオの香りが楽しめる。

伝統的には、 卵黄で作られたパン(pan de llema)と一緒にチョコラテを飲む。チョコラテの中に、パンを少し浸して食べるのが、オアハカ流。

サルサソースを作るために使われるペタテと呼ばれる石の道具を使って、カカオがすりつぶされる。

現代では、グラインダーが使われることも多いが、ペタテ使うのが昔からの伝統。

コチニージャをすり潰す作業

これがペタテ。

染料のコチニールをすり潰している様子だけど、もちろん料理にも使われる万能の道具。

この道具は現代も変わらずに使われていて、マーケットでもずらっと並んで売られている姿も見た。

いつからチョコラテは飲まれ始めているのか

オアハカ名産のチョコラテを作っている様子

プレヒスパニック時代と呼ばれる、スペイン人が中南米に到達する前の時代からチョコラテはこの辺りの地域の人々に愛されてきた。

メキシコからスペインに、初めて輸出されたものでもあった。

初めてオアハカからヨーロッパにチョコレートが輸出されたのが1502年。

当時の人にとってはとても高価な物で、上流階級の一部の人々しか飲むことができなかった。宗教の儀式でも使われる重要な飲み物だった。

さらに当時は、一種のお金として使われるくらい貴重なものだった。

マヤや、アステカ文化でもチョコラテは重用されていた

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By AlejandroLinaresGarcia – Own work, CC BY-SA 4.0, Link

マヤの人々や、アステカの人々によって栽培されていて、彼らの言葉で”カカウ(Kakawa /cacau)”もしくは”cacahuatl(カカウアトル)”と呼ばれていたのが、今日になってカカオと呼ばれるようになった。 Kakawaとは、”神様の食べ物”という意味。 

オルメカの人々が、 初めてカカオの種を発見して、すりつぶして、 陶器のポットの中で発酵させた。

当時は、お粥のようにして食べていたと考えられている。それが今では、アトーレ(とうもろこしをすり潰して、シナモンやバニラなどを入れて飲まれる。) と呼ばれる飲み物になって、伝統的なものの一つになっている。 

プレヒスパニック時代には、カカオを栽培する大きな場所がコリマ州、ゲレロ州、チアパス州、ユカタン州そしてタバスコ州と、メキシコ中の至る所で栽培されていた。

皇帝の媚薬としても使われていた!

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By Juan de Tovar – http://www.wdl.org/media/6757.png, Public Domain, Link

またアステカ文化では、チョコレートは皇帝の媚薬としても使われていて、金のカップから毎日50回も飲んでいたという記録も残っている。

そりゃいくらなんでも、飲み過ぎでは?という疑問が残る。

戦いの時に、体力をつけるための飲み物としても重宝されて、一杯飲むと1日中歩き続けられる体力がつくと言われていた。

彼らにとってはエナジードリンクだったわけだ。

また11世紀には、モンテアルバンを支配していたミステコ族の王様のIya Nacuaa Teyusi Ñañaの結婚の儀式で使われたという文献が残っている。

16世紀頃から砂糖が加えられ始めた

16世紀には、スペイン人とメキシコ人の結婚の儀式などにも用いられ、この頃から砂糖やスパイス(バニラ、シナモンや胡椒)が加えられ始め、ナッツや牛乳などと一緒に飲まれ始める。

オアハカでは、年間に2000トンものチョコレートが消費されていて、しかし実はほとんどのカカオはタバスコ州とチアパス州からのもの。

1%だけオアハカ産のチョコレートが消費されている。オアハカ産のチョコレートはかなり貴重な様だ。

チョコラテを飲んだら健康になれる??

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By AlejandroLinaresGarcia – Own work, CC BY-SA 3.0, Link

チョコラテは健康に良いとされる飲み物でもあり、特にお腹、胸、体のメンテナンス、自然な体温を保つのにも役立つとされている。

さらには、がん予防、体の循環システム、偏頭痛、胃炎などにも効果が期待される。

昔のアステカの人のように媚薬効果があるかどうかは、まだ実証されていない。

どこでチョコラテが飲めるのか?お土産にも

メルカドに行くとだいたい、チョコラテ屋さんがあるので、もし発見したら是非トライしていて欲しい。

特に有名なチョコラテの飲めるお店はこちら。

Chocolate Mayordomo

王道中の王道。

オアハカには、沢山の支店があちこちにあるので、買い物の合間なんかに立ち寄ると休憩がてらチョコラテを楽しめて、お土産を買うのにもいろんな種類の商品が揃っている。

Chocolate de Oaxaca – La Soledad

人気の名店。

ホームページはこちら

http://www.chocolatedeoaxaca.com.mx/

Oaxaca en una taza

お洒落カフェ。

wifiもあったので、のんびりするのにもGOOD。

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