【お土産】メキシコらしいフォークアートに出会えるオアハカの村10選

前回に引き続き、オアハカの周りの小さな村の素晴らしきクラフト魂が感じられる場所をご紹介していきますよ!

アクセスも割と簡単で、ほとんどの村は、コレクティーボと呼ばれる乗り合いタクシーで数十ペソで行けるし(大きなバスストップのAbastosの辺りからコレクティーボは出ている)、週一回開かれる市場のティアンギスも行われたりするので、ティアンギスの日に行ってみるのも楽しい。

更に、村のマーケットで買うと、安く買えたりもするので、大量にお土産を買いたい時にもおすすめ。

前回の記事はこちら

6.サアチラ Zaachila

ミステコ族とサポテコ族の村で、木曜日になると大きなマーケットが出現する。

1400年代までサポテコ族の中心的な都市だったサアチラ村。

最後のサポテコ族の王様がいたことでも知られる。この王様は後に、キリスト教になって、亡くなったのは1523年のスペイン人が到着した後のこと。と少し興味深い歴史も残っている。

サアチラのマーケットで見つけられるのは、大きな陶器で作られた鍋や壺など。

大地から出てきたような素朴な風合いで、個人的にはとても好きな陶器の種類。

7.サン・マルティン・ティルカヘテ San Martín Tilcajete

南に27キロほど行ったところにある村。オコトランのエリアに属するサポテコ族の村。

ここで有名なのはアレブリヘというコパルの木を彫って、カラフルな色を施した木彫。

サン・アントニオ・アラソラ( San Antonio Arrazola)と、ラ・ウニオン・テハラパン(La Unión Tejalapan)と同じようにアレブリヘの生産村だ。

作家さんの場所でそのままアレブリヘを購入することもできる。このカラフルな謎の動物たちが、彼らの主要な収入の根源と思うと少し不思議。

ここまでフォークアートを成長させたのは本当に凄いと思う。

アレブリヘにも2つのタイプが存在して、伝統的なタイプと、現代的なタイプ。

現代的な手法で成功したのはJacobo and Maria Angelesというカップル。彼らの手先の器用さは圧巻。

素敵な彼らのウェブサイト

オアハカのサン・パブロ美術館でも、展示があったのでぜひ見に行ってみて欲しい。

入場料は無料

8.サン・アントニオ・アラソラ San Antonio Arrazola

ネコのアレブリヘ

この辺の地域で初めてアレブリヘを作り出したマヌエル・ヒメネス氏の小さな美術館があった。

世界的にかなり有名な人で、大阪民俗博物館にも彼の作品が置いてある位。どこもかしこもアレブリヘを販売するお店が軒を連ねていた。

ヒメネス氏の息子さんが後を引き継いでアレブリヘを作り続けて、彼らの歴史を語り続けている。

話をしてくれていた動画がこちら。日本語訳付けれてませんが、スペイン語わかる人はどうぞご覧ください。

気が向いたら、スペイン語が分かるようになってきたら挑みます!

とても気さくな方で、アレブリヘとお父様への愛情が感じられました。

最後に、このアレブリヘがコミュニティを支える重要な役割を担う存在になって嬉しいと話してくれた。

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9.サン・アントニーノ・カスティージョ・ベラスコ San Antonino Castillo Velasco

超カラフルなで繊細なお花や鳥の刺繍が、ブラウスやドレスに施されているもの有名。

私にとっては少しガーリーすぎるデザインだけど、昔日本の雑誌FIGALO?か何かに取り上げられてとてもブームになったと聞いたことがある。

クオリティーとどれだけ刺繍が入っているかなどにもよるけれど、大体200ペソから6000ペソで購入可能。

刺繍好きな方へのお土産に!

10.ビジャ・デ・エトラ Villa de Etla

オアハカシティーから北へ17キロほど離れた小さなコミュニティー。

ホワイトチーズや、タマーレス、バルバコアが有名。ティアンギスは毎週水曜日に行われる。

先日亡くなられた、フランシスコ・トレドがもともと紡績工場だった場所をリニューアルして大変美しい美術館にしている場所がある。

ここでは現代アートも含め様々な催し物が開催されている。

ぜひオアハカまで来られた人には、訪れて欲しい場所。特に建築や芸術に興味のある人は、必ず行くべき場所。

フォークアートの話に戻すと、パーム(ヤシ)を使ってバッグやバスケット、帽子、小物入れなど様々な商品が作られている。

こちらも素朴でデザインも凝っていて、素敵なものが多い。

最後に

テオティトランデルバジェの工房

2回に分けて、オアハカシティー周辺のクラフトで有名な村を紹介してきました。それぞれのコミュニティーが団結して、家族ぐるみ村ぐるみで一村一品運動を盛り上げているオアハカ。

ここまで同じ地域なのに全く別のものを作っているコミュニティーが数多く存在すると言うのは、世界的に見てもとても珍しいことなんじゃないかなと思う。

住民の努力もあり、こうして有名な観光地になっているんだろう。なので皆さん、オアハカには数ヶ月ぐらい居ても足らないという言葉の意味が伝わったかと思います!

では、良い旅を!

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