オアハカの魂/”メスカルツアー”体験談・メスカルの深さ

今私の滞在しているメキシコのオアハカではメスカルのフェスティバルが開催されている。

メキシコのお酒で有名なのはテキーラですが、実はテキーラはメスカルから生まれたもの。

オアハカの人々にとっては、メスカルはなくてはならないもの。フェスティバルや、お祝い事など事あるごとにメスカルを一緒に飲んで、時間を共有する。

今回は縁があってメスカルツアーに参加させてもらうことができた。工場見学をしたり、どんな味がするのか考えたり。

大変学びの多いツアーで、Airbnbでツアーを提供しているアントニオが連れて行ってくれた。

ガイドのアントニオ


メスカルツアーのガイドアントニオ

今私が滞在しているホテルのオーナーのアレハンドロの友人の1人である、メスカル博士のアントニオ。

メスカルマスターの資格である1番上の”Master Mezcalier”と言う資格も持っているそうで、本格的に学校でメスカルについて学んできた方。

今回はアメリカ人のバーテンダーをしている男性と一緒にアントニオのツアーに参加。さすがにバーテンダーと言うだけあり、めちゃくちゃ詳しい。

私はあまりお酒の知識がないので、初歩的な質問しかできないけれど、聞いたこともない単語がたくさん出てきた。私にとっては、まさに新しい世界。

メスカルの工場見学


メスカルを樽で寝かせる

アントニオのメスカルツアーでは、いくつかのメスカル工場を見学させてもらえる。

大きなメスカルの工場にも行けたし、個人でやっているような小さな工場にも連れて行ってくれた。

基本的な作り方は同じだけれど、アガベを焼くための土を掘って石で固めた手作りの巨大なオーブンだったり、蒸留するときの器具が違ったり。

小さな違いを説明してくれていて、一つ一つに意味があって興味深い内容だった。

メスカルができるまで

1) アガベの栽培

アガベの栽培

まずは原料となるアガベを栽培しなければいけない。

広大な敷地に、アガベがずらっと栽培されている光景はとてもメキシコらしく壮大。

オアハカは海抜約800メートルでちょうどそのぐらいの高さが、長めの栽培に適している。

2) アガベを収穫し、オーブンで焼く


アガベを蒸し焼きにするオーブン

穴を掘って、石で固める。このオーブンがとても見もの。とにかくでかい。

アガベを焼くときは、石と炭を入れてその上にカバーをして、蒸し焼きにする。

3) 焼いたアガベを小さくカットする

Chopping piña / Process of making Mezcal from Ai Nishino on Vimeo.

焼いたアガベを、斧やナイフでカットしていく。

やって見せてくれたけど、かなり大変な作業なことが分かる。これを一つ一つ切ってくのか、、、。

4) アガベを潰す


メスカル工場ピニャをつぶす工程

高さが1メートル以上あり、幅も60-70cmがあるような大きな石のタイヤで、アガベをつぶしていく。

ラッキーなことに、馬が走って石を転がしている光景を見ることができた。昔からこうして自然の力を使ってメスカルは作られてきた。

MAH07061 from Ai Nishino on Vimeo.

ビデオも撮らせてもらって、より臨場感!!!!迫力すごかった。

5) 樽で発酵


メスカル発酵中

潰す作業が終わったら、巨大な生の樽に入れてイースト菌を入れて発酵させる。

発酵している最中の様子も見れた。ポコポコと泡が発生していて、イースト菌が生きている音も聞こえた。

6) 蒸留


メスカル蒸留工程

最後に、蒸留をさせる。蒸留をさせる機械器具も様々なタイプを見せてくれた。

特に目立ったのは、銅製のもの。

では、メスカルってどんなお酒なのか?

テキーラの違いについて書いてみた記事はこちら。

メスカルの試飲


メスカルの試飲

メスカルといっても、アガベの種類も多種多様だし、作り方も寝かせる年数も、その全てが関わり合って最終的な味を作る。

あんなにたくさんのお酒を飲み比べたことがなかったけど、どんな味がするかを表を見ながら考えたり、そのメスカルが作られた背景を教えてくれたり。

ひとつひとつにストーリーがあって、人間ドラマがある。

メルカドでバーベキュー


オアハカオコトランのバーベキュー

たくさんメスカルを試飲させてもらってほろ酔いになった後で、みんなお腹もペコペコ。

そこで、アントニオのツアーの最後でメルカドで食事。

日曜市で有名なトラコルーラの超ローカルメルカドで、トルティージャとバーベキュー。

トラコルーラについての記事はこちら

最後に


ゲラゲッツァ踊るオアハカの女性

一度では書き切れないほどの大量の情報があり、ツアーのざっくりした内容だけ紹介しましたが、百聞は一見にしかずです。

いくら話で聞いても、実際に見ないとわからない。実際に味を比べてみないと、香りの違いもわからない。

飲むだけではなくて、実際に作られている現場を見てみるとより深い経験になるのでは。

まだまだ機械化が進んでいない昔ながらのメスカル工場見学は特に面白かったし、伝統を守り続けている姿と新しくテクノロジーを取り入れている部分もあって、見比べができて面白い体験だった。

アントニオの体験ツアーに参加したい人は

本業があるようなので、スケジューリングは聞いてみないと分からない。

もしアントニオのディープなメスカルツアーに興味ある人は、SNSでご連絡下さい。私から聞いてみる事できるので。