映画リメンバーミーでモデルになった場所17選【メキシコ】

リメンバーミーがテレビで放送されるということで、リメンバーミーに出てくる町はどこだろうと思って、調べてみた!そう、せっかくメキシコにいるのだから、リメンバーミーの舞台になった場所も行ってみたいと思ったのがきっかけ。
遺跡だったり、セノーテだったり、メキシコの昔ながらの風景が残る街だったり。メキシコの魅力がたっぷりと詰まった素晴らしい映画で、大好きな作品のひとつ。最後はしっかりと泣けるし。
リメンバーミーでモデルになっている場所を巡るのも楽しいので、映画の舞台になっている場所を紹介します!!!
テオティワカン遺跡/メキシコシティ Teotihuacán

メキシコの歴史もストーリーにしっかりと盛り込まれているのが、リメンバーミーを見ていて興味深い部分の一つ。
テオティワカン遺跡は、世界でも有数の超巨大建築。見るものを圧巻させる素晴らしいピラミッド。
丁度テオティワカン遺跡が現れるところからスタートするように設定してるので、一度再生してみて!!
死者の世界へ行く時に、光り輝く世界が出てくる。マリーゴールドで作られた橋を歩いて行くと、ピラミッドに。
テオティワカン遺跡の場所
テオティワカン遺跡についての記事はこちら
他にも、メキシコの遺跡は面白いので、いろいろ記事書いてます。
パラシオ・デ・コレオス・デ・メキシコ/メキシコシティ Palacio de Correos de México
死者の世界と、私たちが生きている世界を分けている場所が駅として表現されていて、その駅のモデルになったのが、メキシコシティにあるパラシオ・デ・コレオス・デ・メキシコという美術館。
1907年にオープンし、元々は国が運営する郵便局だった場所。
パラシオ・デ・コレオス・デ・メキシコの場所
エル・グラン・ホテル/メキシコシティ El Gran Hotel
Pareciera que El Gran Hotel de la CDMX influenció a los animadores de Pixar para Coco. #pixarcocoevent ¿No es así? pic.twitter.com/hr1YM2A2xF
— Disney Geeks (@DisneyGeeksmx) August 2, 2017
駅のもう一つのモデルになったのが、美しいステンドグラスで囲まれた天井が有名な、ホテル。
エル・グラン・ホテルの場所
パツクァロ/ミチョアカン Pátzcuaro
purépechasと呼ばれる人々が暮らすエリア。
映画の世界観は、ミチョアカンの文化Noche de Animasというイベント(ミチョアカンの先住民の血を受け継ぐ人々の、”死者の日”)からも大きな影響を受けている。
このイベントでとても重要なのが、ろうそくとメキシコらしいオレンジの花ローズマリー。
死者の日は、スペイン人がメキシコに来る前から行われていたイベントで、メキシコ人にとって、とっても大事な先祖から代々伝わる家族のイベント。
Pátzcuaroの場所
ハニツァオ島/ミチョアカン Isla de Janitzio
ハニツァオ島は、死者の日に行くと観光客でごった返すことで有名な、湖の中に現れる小さな島で、Pátzcuaroからもすぐ近く。
死者の日になると、家族が集まってお墓へ行き、お花や食事を持って死者への祈りを捧げる。 家族は徹夜でお墓にいて、 そうすることで亡くなった家族の魂がまた戻ってきてくれると信じられている。
ハニツァオ島の場所
オアハカの死者の日について書いた記事はこちら
Tzintzuntzan/ミチョアカン
ユネスコの世界文化遺産にも登録されているPurépechaの人々の中でも最も重要な場所の一つ。
Tzintzuntzanの場所
サンタ・セシリア/ミチョアカン Santa Cecilia
#CuriosidadesEnPulp
— Pulp Fiction Cine 🎬💚 (@PulpFictionArg) August 13, 2019
Tal vez no te diste cuenta, pero en una escena de "Coco" cuando Miguel recorre Santa Cecilia podemos ver piñatas de Buzz Lightyear, Woody e incluso un Mike Wazowsky😅😅#Coco #Disney #ToyStory4 #BuzzLightyear #Woody #MonstersInc #MikeWazowsky pic.twitter.com/1HHjD07sLD
公式サイトにも発表されているサンタ・セシリア。ミゲルの家族の営む、靴作りは、ミゲルの、ひいひいひいおばあちゃんが始めたビジネスで、全てのストーリーはここから始まる。
サンタ・セシリアの場所
サン・フアン・パランガリクティロ/ミチョアカン San Juan Parangaricutiro
サンタ・セシリア教会(La iglesia de Santa Cecilia)が映画の中で出てきて、バックには美しい山々と、メキシコらしい赤い瓦の屋根の間に、カラフルな切り絵のパぺル・ピカドが飾られている。
この街では、死者の日パン(Pan de muerto)アトーレ、 モーレなどが名産。
映画の中では、火山(Paricutín volcano)が噴火するシーンもある。
サン・フアン・パランガリクティロの場所
ミゲルの家族のお家サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナ/ミチョアカン Santa fe de la Laguna
Ross Stevenson and Adrian Molina take us on a virtual journey to the Land of the Dead!
— Oh My Disney (@OhMyDisney) March 10, 2018
Academy Award winner #PixarCoco is now on Digital, @MoviesAnywhere, and Blu-ray: https://t.co/3miZMQNqYS pic.twitter.com/kHwKiBUwiK
たった5000人ほどしかいない小さな村サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナ。リメンバーミーの ディレクターを務めたLee Unkrichも、この村から映画のイメージを作りあげたと語った。
This behind-the-scenes clip from “Coco” reveals why Abuelita uses a chancla to enforce her rules https://t.co/uh3nQlGIJs pic.twitter.com/U3cLtXGYdM
— HelloGiggles (@hellogiggles) February 9, 2018
映画の始まりに、マリアッチの男がミゲルにギターを渡そうとする時に、ミゲルのおばあちゃんが全力で走ってきて、ミゲルに音楽の楽しさを教えないようにと怒鳴りつけるシーン。
Ketzitakuaは、purépechaの人々の言葉で”死者の日”を表す言葉。訳すと、”テーブルの上に何かを置く”になり、死者の日が近づくと家族は家の中に祭壇を作り、沢山の食料や飲み物で死者の帰りを盛大に祝う。
サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナの場所
アロクティン/ミチョアカン Arócutin
#PixarCoco brings real stories to life. See what this transformation means to @PixarCoco artist Ernesto Nemesio, animation manager Jesus Martinez & music producer Germaine Franco in this exclusive “Paths to Pixar: Part 2” bonus clip. pic.twitter.com/H0MuIlbcT6
— Disney•Pixar's Coco (@pixarcoco) February 15, 2018
Patzcuaroから7キロほどにある村で、ここにはとても古い教会がある。その教会の名前は、 Nuestra Señora de la Navidadで、16世紀に建てられたもの。
10月になると村の人々はこの教会の模型をお花で作り、死者の日の始まりを祝う。
アロクティンの場所
パラチョ/ミチョアカン Paracho
年間に90万もの木で作られた楽器が生産されるとても有名な村で、ココが弾いているギター(エルネスト・デ・ラ・クルースのお墓に飾られていた)が作られたのも この村の設定。
今では、映画の中でデザインされたギターも生産されているようだ。
パラチョの場所
モレリア/ミチョアカン Morelia
ミチョアカンの州都であるモレリア。
11月3日、4日になるとたくさんの人々が骸骨がメイクアップをして、ドレスで着飾る。カトリーナの祭典(Feria de Catrinas)と呼ばれるイベントも行われ、手作りのお土産品などがずらりと並ぶ。
モレリアの場所
エルネスト・デ・ラ・クルースのお墓 Panteon Jardin, Mexico City
ココが忍び込んで、憧れのエルネスト・デ・ラ・クルースのお墓の中に入るシーンがある。ここでギターを取り上げて、気持ちよく歌い上げるココの表情がかわいい。
びっくりするほど大きなお墓だけれど、メキシコでは割と珍しくない。このお墓のモデルになっているのが、1957年に飛行機事故で亡くなったペドロ・インファンテ・クルース(Pedro Infante Cruz) のお墓。彼は、有名な俳優であり、歌手でもあった。
もちろん彼が、映画のエルネスト・デ・ラ・クルースのモデルになっているのは間違いない。
毎年4月には彼の追悼式が行われる。
パンテオン・ハルディンの場所
San Andrés Mixquic, Mexico City
If you´ve seen Disney/Pixar´s Coco! you will certainly recognize San Andres Mixquic as this was the inspiration for the movies Santa Cecilia Cementery where much of the movie takes place. •
— Sierra Victoria (@sierravictoriax) November 2, 2018
Visit our post on San Andres Mixquic to catch the amazing si… https://t.co/u4ZDR98m45 pic.twitter.com/V2zzAcLWrj
ここでも、盛大に死者の日が行われる、メキシコシティの町。
San Andrés Mixquicの場所
セノーテ Cenote
COCO (2017)
— Cinema In ƒRAMES (@CinemaInFrames) May 26, 2018
DP: Matt Aspbury, Danielle Feinberg
Aspect Ratio: 2.39:1
Dir: Lee Unkrich, Adrian Molina pic.twitter.com/vaMWgcIyPA
ユカタン半島に無数に存在するセノーテに、ミゲルが落ちていくシーンがある。エルネスト・デ・ラ・クルースがミゲルを突き落とす。
マヤの人々は、祭司が子供(宝)をセノーテに突き落として、神様に捧げものとして謙譲した。こうすることで、雨の恵みがあると考えられていた。
ここでのダイビングは異世界だった。
セノーテについて書いた記事はこちら
グアナファトシティ/グアナファト Guanajuato
Ross Stevenson and Adrian Molina take us on a virtual journey to the Land of the Dead!
— Oh My Disney (@OhMyDisney) March 10, 2018
Academy Award winner #PixarCoco is now on Digital, @MoviesAnywhere, and Blu-ray: https://t.co/3miZMQNqYS pic.twitter.com/kHwKiBUwiK
メキシコの中でも、群を抜いて景色が美しいのがこのグアナファト。
丘を登ると、夜景が見えるスポットがあって、あの光景は今でも心に残っている。

ミゲルとヘクターが歌って踊るシーンでも、グアナファトらしい街並みの中で、メキシコ感が出ている。
グアナファトシティの場所
グアナファトについての記事はこちら
プラザ・デル・ロペロ/グアナファト Plaza del Ropero, Guanajuato
エルネスト・デ・ラ・クルースの銅像を見つめるミゲル。のモデルになった場所。
プラザ・デル・ロペロの場所
【番外編】ココの親友の犬、Xoloitzcuintli dog
冒頭から出てくる、ココの親友とも言えるメキシコの固有種の犬。映画の中では、かわいく描かれているものの、World’s Ugliest Dog(世界の醜い犬)コンテストでも選ばれたことのある、かなり特徴のある犬。
古くはアステカ帝国の時代から存在している犬。メキシコにいても、しょっちゅう見るわけではなくたまに見るくらい。毛がないのが特徴で、温暖な気候のメキシコに合っているのかもしれない。
By Unknown –
This image was created with Adobe Photoshop., Public Domain, Link
アステカの神様の一人で、Xolotl(もしくはXolo)と呼ばれる犬の神様のモデルになっている。この神様は雷の神様で、あの世へのガイド役を務めてくれると考えられていた。
アステカの世界観の中では、動物は神様によって作られたものであり、人間の魂を守ってくれて、死後の世界へ行く時の付き添い役だった。
Public Domain, Link
こちらも同様に犬の神様で、光と死を司るitzcuintli。
さらにアステカの時代には、陶器で作られた犬を、その犬を飼っていた主人が亡くなった時に一緒に燃やすという風習もあった。 時には、陶器で作られたいのではなく、本物の生きたペットを一緒に燃やしていたという。
最後に
以上リメンバーミーの舞台になった町や場所でした!実はまだまだ調べていると沢山出てきて、本当にいろんな場所がモデルになっていることに気が付きました。
メキシコ人の友達も絶賛していたこの映画、まだ奥は深そう。