【メキシコ】サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの5つの魅力・日本人宿アレグレさんに泊まった

日本人にも人気のサン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristobal de las Casas)。
みんなが「サンクリ」呼ぶその地名は、メキシコに着いた頃からよく聞く地名で、大きな観光名所だとは知っていた。
さすがに大きな町なだけあって、1892年までは州都だった。今でも、チアパスの文化を感じられる場所として人気が高い。
スペインの香りも感じる建物や、石畳。町の色や、ドアがとにかく可愛くて写真映えがいい町。
写真好きな人にとっても、クラフト好きな人にとってもワクワクする場所。
文化の中心と言われるサン・クリストバル・デ・ラス・カサスは、アルテサニャと呼ばれるクラフト(特に織物)や、アンバーが有名。
アンバーミュージアムも中々興味深くて面白い美術館だった。
バックパッカー用の安価な宿泊施設も多いし、少しお金を出せばかなりいいホテルに泊まるのも可能。
コレクティーボで行ける周辺の小さな町も、各々で特徴があって魅力たっぷりだ。クラフト好きな人が集まる場所でもあり、マクラメを教えてくれる人だったり、お料理教室が行われていたり、人と人の交流も盛んだなと感じた。
1. サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの大きなメルカド
ホセ・カスティージョ・ティエレマンス市場 / Mercado “Jose castillo Tielemans”
大好きなメルカド。
食料品のメルカド、レストラン系のメルカド、アルテサニャ(アクセサリーや雑貨のお土産)と場所は別々に、割と大きなメルカドがある。
このホセ・カスティージョメルカドは、写真のように一山でいくらと値段設定が決まっていて、新鮮な野菜や果物を売っているおじちゃんおばちゃんたちがずら~っと並んで、売っている姿は面白い。
野菜だけじゃなく、魚の干物みたいなものもあったし、お肉屋さんが並ぶ場所もあったし、ここにないものはない!
更に、このメルカドのもう少し奥(北)にローカルレストランのメルカドもあって、なんとタコスが1つ3ペソ(結構ちっちゃいけど)の激安タコス屋さんなんかもあって、食べ歩きをするのも一つの楽しみだ。
ドゥルセス・イ・アルテサミアス・アンバル市場 / Mercado de Dulces y Artesanias Ambar
サンクリストバルでお土産を探すならここ!
アンバーのアクセサリーも沢山売っているし、メキシコらしい織物だったりポーチだったり、カバンだったり、革製品、Tシャツなどお土産らしいお土産が並ぶ。
それと他に、お菓子やケーキなども沢山売っていて、メキシコならではのココナッツたっぷりのお菓子なんかも大量に売っている。
あと、そこまで客引きがしつこくないのがより良かった点のひとつ。
無料のフリーウォーキングツアーに参加してみたら、とても良かったので、その時の経験をブログにしてみた。
2. サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの古いドアの可愛さ

ドアかい!というツッコミが聞こえてきそうだけど、ドアから感じられる歴史がある。スペイン風の建物やドアがそのまま残るサン・クリストバル・デ・ラス・カサス。
古いものを、壊さずに今でも大切に使っている雰囲気が伝わってきて、特にドアや窓のデザインが凝っているのに注目して欲しい。
ドアノブがヘビの形をしていたり、ベルの代わりにドアノックがあるんだけど、ノックの金具のデザインもそれぞれに違って味があって見ていて飽きない。牛の頭が突き出ていたり、人の手の形のものだったり。
画一化されてなくて、それぞれがユニークでカラフルで、メキシコらしい多様性も表現されているみたいだ。
写真集はFB pageに。フォローしてもらえるとありがたいです!
3. 教会の異様さが際立つチャムラ村
サンクリストバルから北西へ10㎞ほどの小さな村。ここには一風変わった民族衣装や教会がある。
村に着くと、聞いていた通り黒いフワッフワのスカートを穿いた女性たちと、真っ白のこちらもフワッフワの生地の衣装を着て、メキシコらしいテンガロンハットを被った男性たちがあちこちにいらっしゃる。
El día de ayer, tuve el honor de convivir con las y los hermanos tzotziles en el Carnaval de San Juan Chamula, #Chiapas .
Gracias por su invitación a experimentar su visión del mundo, así como el sincretismo y la mística de sus tradiciones y costumbres.
¡Fue increíble!👏 #México pic.twitter.com/qmaDrrTONo— Sergio Mayer Bretón (@SergioMayerb) February 27, 2020
これはすごい。聞いてみると彼らの衣装は、羊(だったかな?)の革で作っているそうだ。しかも、全てここでハンドメイドだ。
羊の革を洗って、染めて、編んでいく作業は全て家の中で行われる。こうして、代々伝統を守ってきて、こうゆう伝統が今この2018年にも脈々と受け継がれているところを見ると、感動だ。
毎週日曜日は大きな市が立つので、もちろん日曜に予定を合わせて行ってきた。
そして、何よりも面白かったのが教会。
サン・ファン・チャムラ教会 / San Juan Chamula Church
まずここは撮影禁止。
中に入ると、見事なまでの沢山のロウソクが捧げられていて、人々が熱心にお祈りを捧げている。とても神聖な雰囲気。
床には座りやすいようになのか、松の葉みたいなものが敷き詰められていて、そこに腰かけていくつかのグループが祈っている。
ただぼんやりと座っている地元民もいるし、観光客もかなりいるし、何とも言えない雰囲気が漂う。
ただ、本当にすごいのはロウソクの多さ。
人生であんなに沢山のロウソクが一気に灯っているのを見るのは初めてだった。あれが毎日行われているのか?日曜だけなのかは分からないけど、不思議体験ができる強くお勧めできる教会の一つだ。
4. 変なおじさんの村 / チアパ・デ・コルソ
トゥクストラから15kmほど東にある小さな町チアパ・デ・コルソ。ここには変わった伝統がある。
トゥクストラまでコレクティーボで(55ペソ)。
本当はスミロン渓谷の写真を撮りに行きたかったのだけれど、2時間かかるボートツアーが1人190ペソで、個人で行くとタクシーをチャーターしていかないと行けない(500ペソはかかるそうだ)と分かって、トゥクストラに着いてから諦めて、別の行きたかったチアパ・デ・コルソに目的地を変更。
トゥクストラからチアパ・デ・コルソまではコレクティーボで15ペソ。
川を遊覧したり、割と観光地化されているのでお買い物も楽しい。
チアパ・デ・コルソの謎のお面とダンスと音楽。衣装もやばい。
フィエスタ・グランデ・デ・エネロ / Fiesta Grande de Enero
ユネスコの世界無形文化遺産にも2010年に登録されたお祭り。
ここまでユニークな衣装とお面は世界を探しても、笑っちゃうランキング上位に入りそう。
開催時期は1月の4日~23日。
伝統衰退の波はここでも
#fiesta grande de #ChiapaDeCorzo #parachicos fotos: Darío Tondopo pic.twitter.com/MkgFht8Asi
— Alerta Chiapas ⚡ (@AlertaChiapas) January 21, 2019
しかし、問題もいくつかあるそうで、年々ダンサーが減っていってしまっているという事。
最近の若い世代は、こういった伝統的なものに興味がないことが要因の一つだと書かれている。
お祭りは、イベントやコミュニティに新たにメンバーになった人々へのお祝いの意味が込められているという。
歓迎会か?始まりは、教会の宗教的なお祭りだった様で、1599年が起源だと言われている。結構長い歴史があるのがびっくり。
一日ずつ毎日同じというわけではなく、それぞれに行事や意味合いが決まっていて、例えば一番最初の8日の日はチュンタスと呼ばれる踊り子たちがパフォーマンスを行い、フェスティバルの始まりを盛大にお祝いをする。
20日には、伝統料理のペピータ・コン・タサホと呼ばれる料理が食べられたりするそうだ。
21日には、川で盛大な花火が行われる。
5. 超快適そして食事が美味しい、日本人宿のペンションアレグレ
料金:1泊150ペソ(日曜日以外は朝食付きだったのと、週に数回シェア飯あり)
とっても快適な宿でした。
久しぶりの日本人宿。オーナー夫婦の佐藤ご夫妻のキャラクターがすごく素敵だし、ゆる~い雰囲気が漂ってついつい2,3泊の予定が、延びに延びて1週間くらいいた。
宿では、私は人生初のシェア飯というものを体験。
まあ、みんなでご飯を食べれるんだけど、佐藤ご夫妻が作ってくれる。
朝ご飯は毎日メニューが違うし、特にスープが激うまだった。みんなでカサカサ初のBBQも出来たし、楽しい時間だった。
みんなでBBQを行った。
集まる人はみんな気さくで、世界中の旅話が聞ける。
アレグレさんのウェブサイト:http://pensionalegre.site/
6. サン・クリストバル・デ・ラス・カサスはアンバーが有名
アンバーの美術館もあるくらい、アンバーが有名。
偽物も多く出回っているそうなので、注意が必要。美術館の外はショップになっていて、素敵なアクセサリーが所狭しと並んでいて、その奥には美術館が。
アンバーができる工程は、木の樹液が地面に落ちてその樹液が長い年月をかけて石化したものがアンバーだ。
虫や植物が入ったものも展示されていて、何百年前に生きていた生物がそのまま石になって、人間のアクセサリーにされたり、美術館に展示されたりしている。なんて不思議なんだ。
物によっては、2500万年前にできたものもあると言うから驚き。
色の種類も豊富で、基本の色は黄色なのだけど、オレンジっぽいのから深い赤っぽいのまで様々。
見れば見るほど吸い込まれそうになる色合いだ。
最後に
アンバーについてのブログ記事