Tanzania
私にとって、第二の故郷とも言えるタンザニア。
2013年、人生初めて降り立った海外がまさにここタンザニアだった。
初めて到着した日の事を今でもはっきり覚えている。
真冬の2月に日本を経った。そして、その時のタンザニアは真夏。
一番大きな街で、私が2年間暮らすことになるダルエスサラーム・ジュリウス・ニエレレ空港。
「へんてこな名前の空港だなー」
と思ったが、タンザニア人が愛する初代大統領の名前が空港につけられていた。
このニエレレさんの写真は、タンザニアの病院や学校などありとあらゆるところに飾られていて、いかに国民から愛されていたのかが垣間見える。
日本とは全く違う空気、人、なにもかも違う。
ゆったりすぎるほどゆっくりとした時間が流れ、人々は異常なくらいフレンドリー。
目が合うと
”Mambo, rafiki!!” 元気かー!友よ!
って、全然友達でもなんでもないのに声をかけてくる。
バスのコンダクター(チケットを渡してくれる人)までも、ぐいぐい話しかけてくる。
で、ほんとうに優しい。困った素振りをみせたら、すぐ助けようとしてくれるし、お金がないのに何かを与えようとしてくれる。
そんな不思議の国、タンザニアをご紹介します。
日本からの行き方
成田~ダルエスサラームまで最安?片道¥46,000くらいで見付かりました。思ったより全然安い。香港、アディスアベバ(エチオピア)経由。最短21時間。
片道¥100,000前後。アブダビ(アラブ首長国連邦)経由。wifi有り
片道¥125,000~。香港、ドーハ経由。wifi有り。
片道¥125,000~。ドバイ経由。23時間程度。
ホテル相場
2000円くらいでまあまあのところに泊まれます。
確認事項!
1.お湯が出るか。シャワーから水を出して初めに確認する事をおすすめします。
2.電源が使えない場合もしょっちゅうあるので、コンセントを挿してみて確認。
3.トイレがちゃんと流れるか。水の圧力が弱い時も有り。
4. 蚊帳。これ必須です。蚊帳に穴が開いてる場合は、言ったら取り替えてもらえる場合もある。小さい場合、糸などあれば補修。年中マラリアの元凶であるハマダラ蚊がいるので、まったく蚊がいないと思う時でも朝方出て来たりするので、蚊帳なしで寝るのはやめましょう。
5.水道水は歯磨きでも使わない。決して飲まない。タンザニア人でも飲みません。
観光
・ザンジバル島(ZANZIBAR)
タンザニアの人気観光地。美しいビーチにマリンスポーツなど。イルカと泳げたりもできる。更には、ストーンタウンと呼ばれる、世界遺産にもなっているイスラム文化が残る、迷路のような古い町がある。お土産屋さんも沢山。
・ルショト(LUSHOTO)
山育ちの私。なんとなく懐かしい気分にさせてくれた場所で、何度もハイキングに行きました。3日がかりで、山奥の修道院に泊まってハイキングをしたり、カメレオンに出逢ったり、山奥に電気もなく暮らしている人々の集落に行ったり。面白い体験ができる。
・バガモヨ(BAGAMOYO)
アートの町バガモヨ。海のすぐそばなので、フレッシュな魚スープなども楽しめる。奴隷市場があった過去もあり、今でも遺跡が残っていてガイドもしてくれる。
・モシ(MOSHI)
・アルーシャ(ARUSHA)
アフリカ最高峰の山キリマンジャロを登る前は、このどちらかの町に行くことになるだろう。キリマンジャロ目的に世界中から登山家や、旅人が集まる。
・ムワンザ(MWANZA)
隊員仲間がいたので遊びに行ったムワンザ。特になにがあるってわけでもないが、田舎でもなく都会でもなく、居心地が良かった。
・モロゴロ(MOROGORO)
ダルエスサラームからバスで3時間ほど。大きなマサイマーケットがある。
・イリンガ(Iringa)
ルアハ国立公園から近い。お洒落なカフェなどがあり、そして高地なので結構涼しい。
Things to do
国立公園で野生の動物観察
ンゴロンゴロ保護地域(Ngoro ngoro Conservation Area)
1979年からユネスコ世界遺産にもなっている、大きなクレーターをもつンゴロンゴロ。
アルーシャから西へ180kmの距離に位置する。昔は火山があり、その場所が窪み、クレーターになり、動物たちの良い住処となった。
サファリのガイド・マヌー(仲良くなって、今でもたまにメールをくれる、素敵なお兄さん)がクレーターが見渡せるビューポイントまで連れて行ってくれた。とても美しい景色なので、ンゴロンゴロに行かれるときはぜひ
「上からクレーターを見たい」とお願いしてみて下さい。
驚いたのは、中に動物だけでなくマサイの集落があり、学校なんかもあった事。写真は1ドルで撮らせてくれる。彼らの生きていく為の術なのだろう。
14ものロッジやホテルがあり、宿泊も地域内でできる。人の祖先だったという、300万年前のホモサピエンスの化石が見つかっているという場所でもあり、興味深い。ここから人類の歴史が始まったのかもしれない。などと、思いを馳せてきました。笑
このクレーターの中に生息している動物は、絶滅危惧種のサイ(私が行ったときはラッキーで、つがいのサイが割と近くで見れました!)、アフリカンバッファロー、カバ、ブルーワイルドビースト、ジャイアントゼブラ、エランド、ガゼル、ウォーターバックなど25,000頭もの動物がいる。
インパラやキリンは、クレーターの環境がお好きではないらしく見つける事は出来ない。
宿泊
Ngorongoro Serena Safari Logde
シングルルーム 155USD~433USD
ダブルルーム 292USD~725USD
Neputune Ngorongoro Luxury Lodge
andBeyond Ngorongoro Crater Lodge
超高級!
セレンゲティ国立公園(Serengeti national park)
おそらくタンザニアの国立公園の中でも、一番世界的に有名な場所ではないでしょうか。
セレンゲティは世界で一番、動物の移動が多い場所である。主に、時期(1~3月)になるとンゴロンゴロから渡って来る。470,000頭のガゼル、260,000頭のシマウマや、1,700,000ものヌーが大移動をする光景は正に圧巻。
更に、ライオンの数が多い事でも知られている。大体70種類以上もの大きな哺乳類や、500種以上の鳥を見る事ができる。特に、ブルーワイルドビースト(ヌー)、ガゼル、シマウマ、バッファローなど。2月の間にヌーたちはエコシステムと呼ばれるエリアの南東で2-3週間の間に約500,000もの子供を産むが、彼らにとって生きる事は容易ではない。同時に捕食者も渡ってくるためである。そして、雨季の終わりの3月末に一気に川を渡る。この旅の中で250,000ものヌーが亡くなってしまう。
宿泊
ミクミ国立公園(Mikumi national park)
ダルエスサラームから近場のモロゴロにあるナショナルパーク。タンザニアの中では5番目に大きな規模。アカシアの木、バオバブ、タマリンドなどが見られる。キリン、ゾウ、シマウマ、インパラ、エランド、クーズー、ブラックアンテロープ、バブーン、ワイルドビースト(ヌー)、バッファロー、カバなどが生息。
ルアハ国立公園(Ruaha national park)
実はタンザニアの中で一番大きな国立公園である。その大きさは20,226㎢もある!!イリンガから西へ130kmの場所にあり、イリンガでツアー会社に申し込めば翌日にはサファリへ行ける。
2009年には34,000頭だったゾウが、2015年には半分の15,836頭にまで減ったという報告があり、動物保護問題を抱える。571種類以上もの鳥が生息しており、渡り鳥の経由地ともなっている。
他には、チーター、アフリカヒョウ、ライオン(アフリカで2番目に多く、世界の10%ものライオンがここに生息している)、アフリカンワイルドドッグ、ハイエナ、キリン、カバ、アフリカンバッファロー、アンテロープなど。
大きな動物を見るには乾季の5月から12月に訪れると、いい。反対に鳥や植物を楽しむなら雨季の1月~4月がおすすめ。
タランギレ国立公園(Tarangire national park)
タランギレ川が流れていることからこの名前がついた公園。この川が、動物たちの生態系を形作っているといってもいい。乾季になると、川の水を求めてワイルドビーストやシマウマたちが遠い場所から移動してくる。そして、沢山のゾウと大きなバオバブの木が有名でもある。他には、アフリカンバッファロー、ウォーターバック、キリン、ディクディク、インパラ、エランド、ジャイアントガゼル、ベルベットモンキー、マングース、バブーン、アフリカゾウ、ヒョウ、チーター、カラカル、ラーテル、絶滅の危機に瀕しているアフリカンワイルドドッグなどが生息している。
マニャラ湖国立公園(Lake Manyara national park)
ンゴロンゴロとセットで行きました。400種以上もの鳥が生息しており、バードウォッチングの名所でもある。雨季には、湖の周りに集まるフラミンゴが有名。チーター、マサイゾウ、ブルーモンキー、ヒョウ、ディクディク(鹿みたい)、ガゼル、カバ、マサイキリン、インパラ、シマウマなどが生息している。公園の奥には、カバの池があり車から降りて眺められる場所もある。
アルーシャから1~1時間半ほどの距離がある。