【テオティトラン・オアハカ】伝統の織物タペテの歴史・テオティトランへの行き方・宿泊情報

 2000年ほど前からサポテコの人々がこのあたりに住み着き、文化を継承してきた。

サポテコの人々が羊毛の織物を始めたのは、スペイン人たちがこの辺を征服し始めた時代。でも、織物をしていたのはもっと昔から。

羊から羊毛を取り、糸を柔らかくして回転させながら糸を拠る。そして、今では化学製品を使う人もいるらしいが、自然のものを使って羊毛の糸を染色する。

こうしてできた糸は織物の台に掛けられて、生地が織られ始める。全く電気は使わないで、自分たちの体だけで生地を織り上げる。

こうして手間暇をかけて作られたのが、タペテと呼ばれる織物。今回は、このタペテについて書いてみる。

タペテになる前

紀元前500年前にさかのぼる。

もともとこの辺に住んでいた人々は、バックストラップ方式で綿の糸を使って生地を織っていた。

数100年経った後で、アステカの人々がメキシコを占領するようになった。もちろんオアハカも例外ではなく、サポテコの人々もアステカに支配されるようになり、自分たちで稼いだお金の中から税金を納めないといけないシステムだった。

1500年代にスペイン人が来てからも彼らの自由は守られず、そこでまたサポテコの人々はスペイン人に税金を納めないといけなかった。その税金は、自分たちが作った生地や、染め物をするものにまで課せられた。

この頃から織物は、スペイン人たちが占領している国々へ向けて輸出されることになる。さらにこの時期に、綿から羊毛に素材が変わった。

スペイン人が来ていなかったら、今でも綿織物を織っていたかもしれない。

さらにさらに、スペイン人たちが改良加えたものに、織機がある。

もともとは大掛かりなものではなく、腰に巻きつけたストラップで引っ張りながら直径50センチにも満たないような織物を負っていたが、織機の技術がもたらされステップによって糸の上下も簡単になった。

この時代は、織物にとっても大きな確変期だったに違いない。

織物の文化

テオティトランに2日滞在したのですが、ほとんどの家に大きな織機が玄関のすぐ横にあった。ほとんどの人が村人が食べての製造に携わっている。

村を上げての大きな産業になっている様子。

他のティアンギスなどにいっても、テオティトランから来たカーペットや小物などを売る村人が目立つ。値段もそこまで安くないので、どれくらい売れているのかはわからないけれど。

他の村のティアンギスでは見られないけれど、テオティトランに行けば直接作っているところを見せてくれる。

織機のそばには、インディゴやコチニールなど糸を染める時に使う染料も展示してあった。

代々受け継がれるタペテの技法

村の中の家々に織り機があることからわかるように、家族の間で代々タペテの伝統の織り方や染め方等の技法が伝授され続けている。

しかし、やはり伝統産業だけでは食っていくことは難しいらしい。

そこで、この前のゲラゲッツァや、11月にある死者の日といったビックイベントの時は観光客が押し寄せて商売の最盛期なので、お店をオープンさせていることが多いが、それ以外の閑散期はアメリカに行って出稼ぎに行く村人が多いそうだ。

半年アメリカで稼いで、半年、テオティトランに戻ってくる。そんな生活が定番になっているそうだ。

村の中には、工事中の家がいくつもあって、お金がなくなると出稼ぎに行ってしばらく工事が止まり、お金ができると戻ってきてまた工事を再開する。

家族の役割

一般的な家庭では、農業とタペテ作りが並行して行われる。テオティトランの10%の人口はフルタイムの農業従事者。

小さな子供たちは、糸を柔らかくする作業を行う。ティーンエイジャーになると織り方を習い、タペテを織り始める。

お父さんは一般的に、デザインを作り糸を染める。お母さんは何でも屋さん?

こうして家族の中でタペテ作りの役割が決まっていると言うのも、面白い。

テオティトランへの行き方

いつもミトラやトゥーレに行くときに使っている駅から。日曜日以外は、直接テオティトランに行くバスが出ているらしいけど、今回行ったのが丁度日曜!

  1. 一旦トラコルーラ行きのタクシーに乗る;25ペソ
  2. 中継地点で降ろしてもらう
  3. モトタクシー(トゥクトゥク)でソカロまで;8ペソ

↑コレクティーボやバスを拾うところ

↑ここで一旦降りる。タクシーで村まで行くと、一人80ペソと言われ、それは距離に対して高すぎる!

歩くつもりでここで降りた。しかし、すぐにモトタクシーを発見。ちょっとラッキーだったかも。

↑ここまで連れて行ってくれて、一人8ペソ(2人で行って)だった。

メルカドは昼過ぎには終わってしまうので、早めに行こう!

テオティトランの市民センター・タペテの展示

町の真ん中に市民センターがあって、そこにはタペテの歴史や、どんな染料を使っているのか、独特な道具を紹介する場所があって、テオティトランまで行ったら必ず訪れたい場所。

タペテだけではなく、もう一つのテオティトランの名産品である手作りロウソクの展示やビデオも見ごたえがあった。

テオティトランで泊まった宿

Hotel Las Granadas

テオティトランには、いくつか宿泊施設もある。数日滞在して、タペテのお店巡りをしたり、山に登ってみたりしても楽しめる。

メルカドもあって朝はローカルレストランも出るので、食事にも困らない。

ホテルは、キッチンも貸してくれたし、長期滞在している欧米人のおばあちゃんもいて、皆さん親切だった。メルカドもすぐそば。

Wifiは遅くて使えないときもあったのが、ネットを通じて仕事をしている身からすると残念ポイント。

ラス・グラナダスのウェブサイトはこちら

最後に

今回は2日しかいられなかったので、村人たちと話すこともほとんどなかったのですが、今度しばらくテオティトランに滞在するかもしれないので、いろいろなタペテの工房を尋ねたいと思っています。

かろうじて見せてもらったタペテの作り方。

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