アメリカ横断バックパッカー旅/第五弾【プロボ~モアブ~ワイオミング州】

アメリカ横断の旅中盤。プロボ~モアブ~ワイオミング州へと旅は続く。
ソルトレイクシティのヒッピー集団から出て、プロボのデーク宅でのんびりした事。
Airbnbホストで音楽家のデークが一緒に遊んでくれた事。
ソルトレイクシティで会ったマイケルとモアブへの旅が始まった事。
これは私の2016年夏のアメリカを横断した時の旅をつづったもの。
1 プロボ Provo

ヒッピーから逃れて、電車で南下する事1時間くらいで着く。
印象としては、山がきれいだな~と思った町だった。

後は、特に何もないけれど、Airbnbでいいホストの人の場所で滞在できた。
Derkという音楽家の方のお家で、一日ギターを弾いて音楽を作っている。朝はジムに行ったり、日曜は教会に行ったり。
朝ごはんを作ってくれて、一緒に食べたりもした。
彼の友達のライブにも参加一緒に行って、アメリカンな?ヒップホップミュージックを楽しめた夜だった。
「個人的にはヒップホップは趣味じゃないんだけどね。友だちだからさ。」
とDerkが言ってたのには笑えた。
好きなジャンルは違っても友達のライブには行ってあげる優しい人なわけね。
なんだかソルトレイクで大分体力を消耗していたみたいで、廃人の様に数日ダラダラ寝て過ごした。
そうこうしている内に、マイケルとモアブへ向かう日に。。。
Airbnbを使った中でも、一番仲良くなったホストさん。もう、すっごい良い人。めちゃくちゃおすすめ。
プロボで泊まった時の体験談はこちら
2 モアブ Moab
ソルトレイクで仕事を終えたマイケルがプロボに迎えに来てくれて、モアブへ向かう事に。
モアブに向かう前、レイモンという場所に立ち寄る。マイケルのお気に入りのコーヒーショップがあったらしいが、閉まっていた。

この場所は、ゴールドラッシュの時代に採掘の為に沢山労働者が集まった町らしく、今では空っぽの町になってしまっていた。なんだか不思議な雰囲気の町。
活気があったような残り香があるのに、誰もいない。全然人の気配がしない。
少し気味の悪い感じもする。
マイケルは写真好きな私の為に、吊り橋やトンネルに連れて行ってくれた。

そして、夜になってモアブへ向かう。
モアブという名前も知らなかった町に、つい最近知り合った人と2人で行くなんて、なんだかお母さんに知られたら怒られそうな事をしているな~と思いつつ、冒険心のみで旅を続けて行先を決めている。
それでも、やっぱり地元の人と出会ってお勧めの場所を聞いたり、一緒に食事したり、どこかへ行くのって、一人旅の特権だと思う。
危険だと言う意見ももちろん分かるし、世界中でいろんな事件が起こっているのも知っている。
だからって、誰も信用できず、誰とも友達になれなかったら、旅をする意味はない。人との出会いが自分を成長させてくれるし、新たな経験を産むと信じているから、こうして一人で旅を続けている。でもやっぱり一緒に旅する人は、しっかりと見定めないといけない。
一人旅をする女性に書いた安全対策記事はこちら
話は逸れてしまったが、モアブは絶景の場所だった。
奇形な岩がいっぱいあって、アクティビティも沢山ある。マウンテンバイクで岩を走ったり、川でラフティングをしたり。
3 モアブに泊まる Stay at MOAB

Lazy Lizard Hostel(Booking.comにリンク)
アメリカでは、破壊的に安い!
ドミトリー $12
個室 $32~
ホステルで若い中国人の女の子と男の子のインターン生と仲良くなった。お互いたどたどしい英語だけど、毎日顔を合わせるとにっこりと笑いかけてくれる。
学校のプログラムでホテルに研修に来ているらしい。朝から晩まで結構ハードに働いているみたいで、大変な様子。
でも、きっといい経験になるだろう。
掃除も行き届いているし、クーラーもしっかりきいていて申し分ない。でも、昼間は暑くて外に出られないから、ホステルでゆっくりしてる事が多かった。
そしたら、マイケルに
「ずっとホステルいないで、どっか行きなよ!」
と言われてしまった。いや、車ないとどこも行けないよ。。。
そう、車がないと移動が大変。というか、広すぎて不可能。そして、昼間はとにかく熱い!!
朝散歩して、戻って昼寝して、ダウンタウンへ行って図書館へ行ったり、博物館へ行って恐竜の骨を見たり。。。
マイケルが仕事終わりに車を出してくれて、有名な岩のアーチと夕日を見に行ったり。。
4 モアブの観光 Sightseeing in MOAB
4.1 アーチーズ・ナショナルパーク Arches National Park

近くまで行かず、少し遠くから夕日を狙った。
誰も周りにいなくて、ただただ静寂の中、風の音だけが聞こえる。言葉を無くすくらいの絶景だ。世界は広いし、まだまだ知らない世界ばかりだ。
4.2 デッド・ホース・ポイント Deadhorse Point

アンテロープキャニオンの近くのが有名だけど、こっちもすごい。
4.3 コロナ・アーチ Corona Arch

駐車場から少しハイキング。ここも人がそんなにいなくてゆっくり見られた。
コロナアーチまでの道も、この世のものとは思えないような風景が続いて、シャッターをずっと切っていた。
セルフィーしようと思って、三脚を設置。なのに、レンズに収まりきらないほど大きい。
4.4 モアブ博物館 Museum of Moab
駐車場から少しハイキング。ここも人がそんなにいなくてゆっくり見られた。
コロナアーチまでの道も、この世のものとは思えないような風景が続いて、シャッターをずっと切っていた。
セルフィーしようと思って、三脚を設置。なのに、レンズに収まりきらないほど大きい。
5 ワイオミング州 State of Wyoming
モアブの後は、更にマイケルとマイケルの娘リディアに会いに行くことに。
この旅は謎すぎる方向に行っている。
マイケルの娘リディアは、元彼女サンディーのもとで暮らしていて、行った時に丁度体調を崩していて病院まで一緒に行き、マイケルは病院でリディアと対面。
私は病院の空気がどうもダメな性質で、外で読書をして待つことに。
数時間後、マイケルが戻ってきて、そのまま元彼女サンディーのお家へ。今日はここに泊まって行ってとマイケルから言われ、図々しくも泊めてもらう事になってしまった。
泊めてもらうからには、何かお手伝いしよう!という事で、一緒にご飯を作り、お皿洗いもした。


そして、今日の泊まる場所はなんと裏庭に放置されているキャンピングカー!!掃除をしたらなんとか寝れそう。アメリカンな感じがいい。
この家には、マイケルの元カノのサンディーと、サンディーのお母さん、サンディーのお姉さん、と恐らくサンディーと別の旦那の子たちとサンディーのお姉さんの子供たちが5人くらい、、、ややこしい。。。で暮らしている。
一人の子どもと話していて、その子のお父さんの話になった(マイケルではない)
私「お父さん会ってないの?」
その子「ずっと会ってない。」
多くは聞かなかったけど。でも、やっぱり会いたいような雰囲気だった。
マイケルに聞いたら、アメリカでこういった環境は割と普通らしい。家族って、何なんだろう。
夫婦って、結婚って、子育てって、、、と考えさせられる家族形態。
そこで一泊させてもらって、次の日朝早くにマイケルとリディアと次の目的地、マイケルが幼少期暮らしたお家へ。
そこでマイケルとリディアはしばらく一緒に時間を過ごすらしい。
ずっと放置されていて、中々の有様だったけども、寝れない環境ではなく、マイケルの友達のお家へ行ってベッドを借りて来た。
「好きなだけ居ていいからね!」と、マイケルは優しい。
ちなみに、マイケルとは全く何もない。
数日後、マイケルのお父さんまで来て、みんなで掃除したり補修したり。このお家を綺麗にして、売却したいらしい。
私はリディアに付き合ったり、図書館に行ったり、マイケルの友達のお家に遊びに行ったりしてしばらく過ごさせてもらった。
1週間くらい経過し、そろそろ次に行く決心をした。さすがにずっと同じ場所にはいられない。
でも、なんだかんだで、家族の様に接してくれるマイケル家族に心から感謝。
マイケルのお父さんからは、掃除してくれたからとお礼まで頂いた。
そして、一度マイケルのお父さんの家にも来てねと言ってくれて、すごく心温まるファミリーだった。
更に、次にイエローストーンに行きたいから。と伝えると、マイケルがソルトレイクシティまで用事があるから送ってくれると言う。結構な距離があるのに、申し訳ない。今思うと、わざわざ用事を作ってくれたんじゃないかと思う。
ソルトレイクシティに戻って、マイケルのおじいさんに会いに行った。リディアに会わせたかったらしい。かなりの御高齢なのに、お一人で暮らしている様子。
私にも、すごく優しい。
どんだけこの一族は優しくてオープンなんだろう。。。
なんだかんだで、バスの時間。マイケルとリディアとお別れの時間がやって来る。
かれこれ3週間以上一緒にいたマイケル。リディアとも1週間以上一緒に過ごして、お別れの時はすごく寂しい気持ちになった。
きっとまた逢えるよね。
そして、いざイエローストーン国立公園へ。
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