【ラオス】ビエンチャンのテキスタイルミュージアムは必ず訪れて!

前回の記事でも紹介したように、ラオスのビエンチャンで訪れたテキスタイルミュージアムがとても素敵だった。
ここでは、ラオス伝統のテキスタイルに関するものがたくさんあった。
生地を作る全ての工程が見れ、糸を染めるためのインディゴの花なども栽培されていた。
昔は、教室もやっていたみたいだが、 今はやっていないといろいろ説明してくれたラオス人の女性が言っていた。
基本的に大きく2つの建物で区切られていて、高床式の工房は風が通りとても気持ちがいい。
暑い真夏の昼間でも、快適に作業ができそう。高床式の建物の2階には、これまた素敵な生地の博物館が併設されている。
英語で説明書もあり、内容も興味深い。昨日書いたアニマリズムの記事も、この博物館にあった資料からの情報。
機織りの工程を実演してくれる
入場料を払ってから、すぐに工房へ案内してくれ目の前で機織りの様子を実演。しばらく写真を撮らせてもらった後に、
「やってみますか?」
と聞かれ、自分でも機織りをさせてくれた。
一番簡単でシンプルな、平織りの生地だが、1回糸を通す事に片足でレバーを踏んで糸を上げ下げして、そしてまた糸を通して。なかなか根気のいる作業。
こうして沢山の時間や、工程を経て一枚の生地が作られると思うと、物凄い作業量だなと改めて感じる。
2階に上がって素晴らしい資料を拝見
一通り、1階にある織り機かけられている生地や糸を紡ぐ道具などを見て、その後で2階の資料館へ。
この資料館がとても素敵。調度品も古くて、高級そうなものばかり。しっかりと手入れもされているし、英語で書かれた説明書もとても面白い。
ここに並んでいる古い生地も、貴重なものだということが分かる。
織り模様がとても細かい蚊帳などもあり、ため息が出るくらい美しい。
インディゴは蚊除けの作用があり、それは世界中でもちろん日本でも藍染の蚊帳が用いられていた。
ここラオスでも、同じように、いや、より高度な技を持ってして素晴らしい蚊帳を作っていた。
蚊帳だけでここまで興奮できるのは、相当マニアックな域だと思う。
藍甕を見せてもらう
藍甕という言葉をご存知でしょうか?アイガメと読みます。
藍甕は文字通り、藍染をするための大きな壺のような入れ物。簡単に染料を作れるわけではなく、相当な熟練の技がないといい藍染の染料を作ることは難しい。
染める工程は見られなかったが、藍甕を開けて染料を混ぜてくれて少し緑がかった藍染の液を見せてくれた。匂いも独特。
工房の中には、染めるための道具がたくさん置いてあったり、様々な自然から採れた植物や、虫などで染めた糸がかけられている。
藍色に染まったゴム手袋ですら、なんだかフォトジェニックに思えてくる。
テキスタイルミュージアムの写真集はこちら
最後に不思議なお茶を振る舞ってくれた
染物のセクションが終わったら、物販をしている別の建物に来るように言われた。
ゆっくりと私のペースで写真も撮らせてくれて、のんびりとそしてじっくりと、全体を見せてもらうことができ満足だった。
ショップもとても素敵で、生地そのものも売っていたし、服も売っていた。
ここで不思議なブルーのお茶を振る舞ってくれた。
少し、ジャスミンティーのような香り。添えられているレモンを絞ると、紫になった!不思議なお茶。 バタフライピーという花だそうで、何百年も前から薬草として使われていた。
抗酸化作用があり、老化防止、疲労回復、痛みを和らげる効果まであるそう!
ビエンチャンテキスタイルミュージアムの行き方
若干郊外にあるテキスタイルミュージアム。私の他に来ていた人たちは、自分たちの車で来ていた。
車がない私は、猛暑の中自転車を漕いできた。自転車か、バイクを借りていくことをおすすめします。
分かりにくい場所にあるので、googlemapかMapsmeか何かでちゃんと場所を調べてから行ってください。
バスなどは出ていないようなので、ダウンタウンからはトゥクトゥクやタクシーを使ってこないといけないはず。
Lao Textile Museum
住所:151 Nongthatai Village Chanthaboury District, Vientiane
時間: 09:00-16:00
入場料: 30,000 kip
その日の動画はこちら
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