【メリダ】ユカタン・フォークアート美術館のコレクションはメキシコのアートがすべて分かる

国民性を表すようなカラフルな雑貨が世界中でも人気のメキシコ雑貨。
死者の日には骸骨の坂が道中で売られていたり、カラフルな動物の人形アレブリヘも有名なメキシコ雑貨の1つ。
その他にもいろいろな種類があり、金細工や金細工、様々な種類の野菜から取れる繊維を取り出して布を織ったり、革細工などもあちこちで見られる。
ユカタン半島の最大の都市であるメリダにメキシカンフォークアートを紹介する美術館がある。ここのコレクションがとても興味深いので、その一部を紹介。
ひょうきんな表情の多いマスク

様々なセレモニー、ダンス、フェスティバルで使われてきたマスク。元々は宗教的な意味合いが強かった。種類も多種多様で、
- 老人
- 女性
- 天使
- 悪魔
- ジャガー
- 人種を表すマスク(欧米人・黒人など)
素材は木で作られることが一般的で、最も伝統的。 他には紙を張り合わせて作られたり(ハリボテ)、皮革やワックスで作られることもある。
メキシコシティの人類学博物館に行くと、あるマヤ遺跡の王様が葬られる時につけていたというマスクなども展示されていて、一度は絶対に見るべきもの。
テキスタイルは特に刺繍が素晴らしい

私が特に興味があるのはテキスタイル。メキシコには沢山のテキスタイルに関する伝統が残っていて、
- 織物
- 天然染料
- 刺繍
- デザイン
といった側面から見ていくと、独特な文化や歴史が見えてきてとても面白い。
メキシコで残されているとても古いテキスタイルは、紀元前1800年頃に作られたと思われるチチカステという植物の繊維を用いたもの。これはヨーロッパで見られる麻織物ととてもよく似た繊維。
他には、テキーラやメスカルの原料になるアガベの繊維を使ったテキスタイルなども発見されている。
今でも使われている技法でバックストラップルームという織り方が、伝統的なもの。この方法で織られるテキスタイルは、とってもカラフルなものが多い。
刺繍は、服の装飾の為に施され、金や銀の糸が使われたり、時には貝や鳥の羽が使われることもある。
テキスタイル好きの人におすすめの場所は、
やっぱりメキシコと言えばガイコツ

メキシコらしいフォークアートといえば骸骨の雑貨や、死者の日に因んだものも多い。
こういったガイコツデザインのものが作られ始めたのは、1630年代頃から。
死者の日には砂糖で作られた、手作りの頭蓋骨が並べられる。そして、小さな頭蓋骨は子供を表していて、11月1日がメインの日。
大きな頭蓋骨は、大人を表していて 11月2日にお祝いが行われる。砂糖で作られた骸骨を祭壇に置くことにより、死者があの世から戻ってきて楽しんで過ごすことができると信じられている。
そして!死者の日には、フェイスペインティングをオアハカでしてみた。
【死者の日】カトリーナメイク体験!骸骨メイクアップの相場と、路上メイク場所情報https://tabicoffret.com/article/77551/index.html
カラフルな動物の人形アレブリヘ

オアハカやメキシコシティの人気のお土産品になっているアレブリヘ。コパルという柔らかい木を彫って、動物の形にしてから、色を塗っていくんだけど、実物を見るのものすごい細かな作業で、驚く。
オアハカのアレブリヘが生まれた場所に行ってみたときの記事はこちら。
いつもお世話になっているたびこふれ様で書かせて頂いたアレブリヘについての記事はこちら
ただのお土産品じゃない!メキシコの可愛いが詰まったアレブリヘとは?https://tabicoffret.com/article/77006/index.html
ユカタン・フォークアート美術館の場所・入場料
美術館の Google マップはこちら
入場料:無料
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